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イースター(復活祭) 3月22日から4月25日までの間の日曜日

イースターの日曜日に行われるさまざまな慣習の本来の意味は時と共に忘れられつつあるが、その起源はキリスト教そしてキリスト教以前の宗教にまでさかのぼる。そしてそれはいずれも再生を祝福する「春への賞賛」である。白いテッポウユリが、イースターの荘厳さを表わすシンボルとなっている。「イースター」という名前は、アングロサクソンの春の女神「Eastre」にちなんだものである。この女神を称える祭りが毎年春分の日に行われていた。

イースターの慣習は、さまざまな信仰や宗派によって異なる。キリスト教徒は、イエス・キリストが刑死した日をグッド・フライデー(受難日)、そしてイースターの日曜日をキリストが復活した日として記念している。米国に移住した新教徒たちは、夜明けに行う早天礼拝の慣習を米国にもたらした。

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NYでのイースターの様子 (© AP Images)

今日、イースターの日曜日の朝には、子どもたちは、イースター・バニー(ウサギ)がくれたお菓子の入ったバスケットを見つける。またイースター・バニーは、子どもたちが前もって色を付けて装飾しておいた卵をいろいろなところに隠しておくので、子どもたちは家中を探して回る。町内会や地域の組織がイースター・エッグハント(卵を隠して子どもたちに探させるイベント)を主催するところも多く、いちばんたくさん卵を見つけた子どもが賞をもらったりする。

イースター・バニーはウサギの精霊であり、昔は「イースター・ヘア(野ウサギ)」と呼ばれていた。野ウサギもウサギも、頻繁に多くの子どもを産むので、多産のシンボルとなった。イースター・エッグハントが行われるようになったのは、子どもたちが、野ウサギは草むらに卵を産むと考えていたからである。またローマ人は、「すべての命は卵から生まれる」と信じていた。キリスト教徒は、卵を「生命の種」と見なし、イエス・キリストの復活の象徴とした。

なぜイースターの卵に色を付けて装飾するようになったのかは不明であるが、古代のエジプト、ギリシャ、ローマ、そしてペルシャでは、春の祭典のために卵に色を付けた。また中世ヨーロッパでは、美しく装飾した卵を贈り物にする習慣があった。

エッグ・ローリング(卵転がし)

イギリス、ドイツやいくつかの他の国では、イースターの朝に子どもたちが丘の上から卵を転がして遊ぶ習慣があった。その起源は、イエス・キリストの復活の際に、キリストの墓から岩を転がしてどかせたことに基くと言われている。イギリスからの移民がこの習慣を新世界にもたらした。

イースター・エッグハントの様子 (© AP Images)

イースター・エッグハントの様子 (© AP Images)

米国では19世紀初めに、第4代米国大統領のマディソン(在任期間:1809年-1817年)の夫人ドリー・マディソンが、ワシントンDCで卵転がしのイベントを開催した。エジプトでは子どもたちがピラミッドで卵を転がしたという話を聞いたマディソン夫人は、ワシントンの子どもたちを招いて、新築された連邦議会議事堂の小高い芝生で、ゆで卵を転がす催しを行ったのである。その習慣は南北戦争の期間を除いて毎年続いたが、これが原因で議事堂の芝生が痛むという苦情が出た。そのため1880年に、大統領夫人は場所をホワイトハウスに変更し、以来エッグ・ローリングは、戦時中を除いて現在に至るまでホワイトハウスで続いている。イベントの規模も大きくなっており、今日ではイースター・マンデー(イースターの翌日。エッグ・ローリングが行われる日)は、ホワイトハウスを訪れる観光客が芝生に立ち入ることのできる唯一の日となっている。このイベントは、大統領夫人が全米の子どもたちのために主催するもので、12歳以下の子どもを対象としている。大人は子どもの付き添いとしてのみ入場を許可される。(注1)

イースターには多くの人たちが洋服を新調して教会へ行き、礼拝が終わると皆で町を散歩する習慣があった。これが全米各地で行われるイースター・パレードの起源である。その中でも、おそらく最も有名なのは、ニューヨーク市の5番街で行われるパレードである。

※ホワイトハウスのエッグ・ローリングに関するページはこちら。 


出典:Easter: A Sunday between March 22 and April 25 - Celebrate! Holidays in the U.S.A.
*上記の日本語文書は参考のための仮翻訳で、正文は英文です。

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