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米国政府

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シンク・タンク

概要

シンクタンクは調査研究を行い、独自の、政策に関連した知見を産み出す機関である。シンクタンクは、一方の学問分野と他方の政治分野との間に存在する重大な空隙を埋める。大学では、研究活動がしばしば、現実の政策上の二律背反とはほとんど関りのない不可解な理論的、方法論的な議論で動かされている。一方政治においては、日々の政策立案という具体的な要求に没頭している官僚は、多忙さの余り、一歩退いて米国の政策を大局的に見直す余裕を持てずにいる。従ってシンクタンクが果たす主要な貢献は、アイデアと行動の世界との間に存在するこのギャップに橋を架けることである。

米国の政策決定者の立場からは、現在のシンクタンクは5項目の重要な利点をもたらしている。シンクタンクの最大の効果は(その名にふさわしく)、米国の政策決定者が世界の認識と対処の仕方を変えるような“新しい思考”を産み出していることである。独創的な洞察は、米国の国益という概念に変化をもたらし、優先度の序列に影響を与え、行動への道程を示し、政治的また行政的な連携を促進し、永続的な機構のデザインを描き出す。

政府上級官僚向けに新たなアイデアを考え出すほか、シンクタンクは次の政権や議会スタッフに仕える専門家の円滑な編成を準備する。この機能は、米国の政治システムにおいてはきわめて重要である。フランスや日本といった他の先進民主国家では、新たに誕生した政権は膨大な数の専門職員が提供する継続的な業務に頼ることが可能である。米国では政権交代の都度、数百人にのぼる行政府の中級ならびに上級職員の人事異動が伴う。シンクタンクは、大統領や各省長官が、この間隙を埋める手助けを果たす。

次期政権に専門家を提供するほか、シンクタンクは職を去る職員に、政府の仕事を通して得た識見を活用する環境を設定する。シンクタンクはまた、政策の選択肢に関する共通理解を築き、また米国民に世界の実態について啓蒙し、米国の広範な市民活動を豊かにする。最後に、シンクタンクは政党間の意見の不一致に対し、第三者として仲裁する。

– 米国国務省国際情報プログラム室出版物およびその他の政府刊行物より –
 
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