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米国政府

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行政府

概要

アメリカ合衆国の最高責任者は、大統領である。大統領は副大統領と共に4年の任期で選出される。1951年発効の憲法修正条項により、大統領は2回を超えて選出されてはならないとされている。副大統領は、大統領が死亡した場合または職務遂行不能となった場合に大統領を継承するが、それ以外には、上院議長を務めるのが唯一の公式職務である。また副大統領は、上院の票決が同数となった場合に決着をつけるためだけに投票することができる。

大統領は幅広い権力を持つが、その権力は無限ではない。大統領は、国家政策の立案者として法案を議会に提出する。前述のように、大統領は、議会が可決した法案を拒否することができる。また、大統領は軍の最高司令官である。大統領は、最高裁判事をはじめ連邦裁判所の判事職に空席ができた場合、判事を任命することができる。さらに自党の党首であり、マスコミに多大なアクセスを持つ大統領は、容易に世論に影響を及ぼすことができる。

行政府内で、大統領は規制・訓令を発令し、連邦政府の各省庁の業務を遂行する広範な権限を持つ。大統領は、各省庁の長官および高官を任命する。「長官」と呼ばれる主な省庁の長は、大統領顧問委員会の一員であるが、連邦政府職員の大半は、政治的な任命ではなく、能力にに基づいて採用される。

— 米国国務省国際情報プログラム室出版物およびその他の政府刊行物より —

 
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