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貨幣と銀行

概要

現在米国で流通している全てのドル紙幣の99パーセント以上は連邦準備券である。残りのごく一部が米国券か、まだ流通してはいるが今は発行されていない兌換券である。

連邦準備制度は1913年に連邦議会によって創設され、全国12ヶ所の連邦準備地区を通じて連邦準備券を発行している。地区の主要都市に各々の本部があり、2地区を除き、他の大都市にも支部が設置されている。各地区は、数字とそれに対応したアルファベットの文字が割り当てられている。

証券・印刷局は財務省の一部局で、傷んだり使い古した紙幣を新券と取り換えたり、経済発展をサポートするため、紙幣を作り連邦準備制度に供給している。連邦準備銀行は地区の必要に応じて紙幣を発行する。紙幣の表面にある地区を表す文字と数字が発行元の連邦準備銀行を示している。

米国造幣局は、米国の全ての硬貨の製造を担当している。造幣局は1792年に連邦議会によって設立され、1873年に財務省の事業部門になった。

1ドル硬貨は1794年以来何度か鋳造され発行された。1ドル硬貨は1935年に製造中止となり、その後1971年、銀を含有しないアイゼンハワードルの導入で製造が再開された。現在のドル硬貨は、2000年にスーザン B. アンソニーの硬貨から切り替わったもので、ルイス・クラーク探検隊の成功にとって不可欠の存在であったアメリカ先住民サカジャウィアを描いている。

50セントドル(ハーフダラー)は1964年のケネディー・ハーフダラーの導入の後、流通段階からほとんど姿を消した。

今日一般に使用されている他の硬貨単位は25セント、10セント、5セント、1セントで、それぞれクオーター、ダイム、ニッケル、ペニーの名で親しまれている。

銀行はお金や貴重品を守り、融資や貸付、支払いなどのサービスを提供する。1999年、金融近代化法が成立し、銀行も投資や保険商品が提供できるようになった。金融サービス企業間の提携や統合の様々なモデルが登場したため、銀行、保険会社、証券会社の間の従来の区分のある部分は消滅してしまった。こうした変化はあっても、預金を受け入れ、またその預金を貸し出し、銀行は金融システムの中で中心的な役割を維持し続けている。

銀行にはいくつかのタイプがあり、提供するサービスや仕える顧客の数が異なる。商業銀行がこの業界の優位を占めており、個人や企業、自治体に対してあらゆる種類のサービスを提供している。これらの銀行の規模は様々で、巨大な国際的な銀行から地域やコミュニティーの銀行まである。国際舞台で活動する銀行は対外融資や外貨による取引も行っている。地域の銀行は地域に数多くの支店や複数の州にATMを持ち、個人に銀行サービスを提供している。コミュニティ銀行は地域社会に根ざし、個人にいっそうの関心を払う。近年、オンラインバンクが市場に参入し、ある程度の成功を収めている。しかしながら、従来からある多くの銀行もサービスを拡大し、オンラインバンキングに対応している。

出典

 

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