国務省出版物
スナップショットUSA – 米国の簡単ガイドツアー ― ニューイングランド
メイン、ニューハンプシャー、バーモント、マサチューセッツ、コネチカット、ロードアイランド 主要都市: マサチューセッツ州ボストン、コネチカット州ハートフォード、ロードアイランド州プロビデンス 文学者: ヘンリー・デイビッド・ソロー、ラルフ・ウォルドー・エマーソン、ナサニエル・ホーソーン、エミリー・ディキンソン、ハリエット・ビーチャー・ストウ、シルビア・プラス、ロバート・フロスト、リチャード・ルッソ、ラッセル・バンクス |
ニューイングランドは地理的には5地域のうち最小の地域で、肥沃な農地や温暖な気候に恵まれた広大な土地があるわけではないが、それでも米国の発展において重要な役割を果たした。17世紀から19世紀の半ばごろまで、ニューイングランドは米国の文化と経済の中心だった。
ヨーロッパからニューイングランドに入植した初期の移民は、英国の保守的なプロテスタントで、多くは宗教的自由を求めてやってきた。彼らはこの地域に独特の政治形式を定着させた。教会の長老たちの会議から発展したタウン・ミーティングである。住民はこの会に集まってその日の問題を話し合った。資産を持つ男子のみが投票できたが、タウン・ミーティングのおかげで、ニューイングランドの人々には当時としては珍しく高水準の政治参加がもたらされた。こうしたミーティングは、ニューイングランドの多くのコミュニティで現在でも機能している。もちろん、今では女性も参加している。
ニューイングランドでは、南部のように広い区画で農業を営むのは難しかった。そのため1750年頃には、多くの定住者がほかの道を探し始めた。そして地域の主力産業となったのが造船、漁業、交易である。商取引においては、ニューイングランド人は勤勉で抜け目なく、堅実で創意工夫の才があると評判になった。こうしたニューイングランド気質は、19世紀前半に産業革命の波が到来したときに役に立った。マサチューセッツやコネティカット、ロードアイランドなどに、衣類やライフル銃、時計の工場が次々に建てられたが、その事業資金は米国の金融の中心だったボストンで調達された。
ニューイングランドはボストン交響楽団 やボストン美術館のような名物となる団体 を擁して、常に活発な文化生活を支えてき た。教育もこの地域の最強の遺産だ。一流大 学がそろっていることでは他の追随を許さ ない。トップクラスを挙げれば、ハーバード、 イェール、ウェルズリー、マウント・ホール ヨーク、ウィリアムズ、アマースト、ウェスレ ヤンなどの大学がある。
ニューイングランドで発表された歴史的 に重要な文学作品は、ソローの「ウォールデ ン――森の生活」だ。この地域は詩人のエミ リー・ディキンソンやのちのロバート・フロスト、さらにハリエット・ビーチャー・ストウの故郷でもある。ストウの「ア ンクル・トムの小屋」は奴隷廃止運動にはずみをつけたといわれる。
初期のニューイングランド定住者の一部が西へ移住する一方、カナダ、ア イルランド、イタリア、東欧からの移民が入ってきた。住民が変わっている にもかかわらず、初期のニューイングランド精神の多くがまだ残っている。 それはスモールタウンの特徴でもある簡素な木造家屋や白い教会の尖塔、 大西洋沿岸に点在する伝統的な灯台に見てとれる。
ニューイングランドの名物には、クラムチャウダー、 メーン州のロブスター、バーモントのメープル・シロップ、 七面鳥料理、ボストン・ベークトビーンズ、ボストン・ク リームパイがある。
*上記の日本語文書は参考のための仮翻訳で、正文は英文です。
Snapshot USA
A Brief Tour of the United States – New England
Maine, New Hampshire, Vermont, Massachusetts, Connecticut, Rhode Island