国務省出版物
21世紀の農業 – 「根底からの変革」を目指す米国の食糧政策
全世界における食糧安全保障の向上を図るオバマ政権の構想
国連食糧農業機関によると、世界のほぼ6人に1人が、活動的かつ健康的な生活を送るのに必要な食べ物を十分に手にしていない(© AP Images/Saurabh Das)
「本当の意味で成功の証と言えるのは、人々が辛うじて暮らしていけるだけの援助を私たちが永続的に提供していくかどうかではなく、根底からの変革に必要な能力の構築においてパートナーであるかどうかです」
オバマ大統領、2009年、ガーナにおける演説
ヒラリー・クリントン国務長官とトム・ビルサック農務長官は、2009年10月の世界食糧デーに「米国食糧安全保障構想」の詳細を発表した。
この構想の目標
- 持続可能な方法で飢餓を削減する
- 農村部の貧しい人々の所得を引き上げる
- 栄養不足の子どもの数を減らす
この構想の指針となる5つの原則
- 米国はパートナー諸国と共同で計画を立案し実施する
- 農民とその技能および忍耐力を支えるのに必要な手段に投資する
- 現地および地域で行われている取り組みと密接な連携を図る
- 世界の飢餓と闘う多国間機関を支援する
- この構想は、米国の長期にわたる、責任ある約束である
この構想を実現するため、米国農務省の科学者および専門家が行う活動
- 世界中の農作物の栄養価値および生産価値を高めることに全力を挙げる
- パートナー諸国が灌漑、作物の改良、害虫の根絶その他の問題に関連した技術上の課題を克服できるよう支援する
- 諸外国が未来の農業指導者を養成するのを支援する
米国政府当局者は、経済、環境、および国家の安全保障を達成するうえで、食糧の安全保障は重要な要素であることを強調している。
出典:eJournal “21st-Century Agriculture”
*上記の日本語文書は参考のための仮翻訳で、正文は英文です。