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21世紀の農業 – 全世界のための食糧

全世界のための食糧

「世界食糧賞」はこれまで20年以上にわたって、国籍を問わず、世界の食糧の質、量、供給力の向上に大きな業績を残した人に贈られてきた。

wwwj-ejournals-agriculture2aソルガム畑で研究に取り組む2009年世界食糧賞受賞者のゲビサ・エジャタ博士。ソルガムは多くの国の主要穀物で、エジャタ博士は、過酷な環境に耐えられるソルガム交配種を開発した。(Courtesy of Purdue University)

同賞は、ノーマン・ボーローグ博士の夢を形として表したものである。「緑の革命」の父として知られるボーローグ博士は、農業生産性の向上にその生涯 をささげた。博士が開発した方法により、農作物の収量が増加し、人口の伸びが著しい開発途上国の国民を養うことが可能になった。1970年にノーベル平和 賞を受賞した博士は、人々の目を農業に向けさせ、農業分野における取り組みの前進を促す目的で、ノーベル賞に匹敵するような権威のある賞の創設に思いを巡 らせた。

1986年に創設されて以来、賞金25万ドルの世界食糧賞は、世界各地の科学者や政治家によるさまざまな業績を表彰してきた。同賞の後援者となって いるのは、実業家であり慈善家でもあるジョン・ルーアンで、本部は米国の主要農業地域の1つに位置する都市、アイオワ州デモインにある。

2009年の世界食糧賞を受賞したのは、エチオピアの植物育種学と遺伝学の専門家、ゲビサ・エジェタ博士であった。過酷な環境に耐えられるソルガム の交配種を開発した業績が認められたものである。ソルガムは世界の主要穀類の1つで、一部地域では主食になっている。エジェタの研究成果により、農作物の 生産性が向上し、サハラ以南のアフリカに住む何億という人々に対する食糧供給が改善されるであろう。

世界食糧賞のこれまでの受賞者には、生産力のない土地を農業用地に変えることに成功した人、新たな交配植物種を開発した人、貧しい人々に食糧を供給するための社会プログラムを開発した人などが含まれている。


出典:eJournal “21st-Century Agriculture”
*上記の日本語文書は参考のための仮翻訳で、正文は英文です。

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