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米国でお会いしましょう – 学生の声(インド)

デバーチャナ・バス
 

デバーチャナ・バスはインディアナ州のパデュー大学で言語学を専攻するインド出身の留学生。

パデュー大学から入学許可通知を受け取ったときには天にも昇る気持ちでしたが、そのうれしさはすぐに苦悶の戦慄に取って代わられました。朝早くインドのコルカタにある米国領事館に出向いて面接を受けるという恐ろしい最終段階が待っていたからです。米国の一流大学で高等教育を受けるという夢を実現するためには、生まれて初めての国際線の飛行機に乗る前に、まずこの最終段階をクリアしなければなりませんでした。

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パデュー大学のローブ噴水。後方にユニバーシティーホールが見える (Courtesy of Purdue Marketing and Media)

1カ月間、あたふたと荷造りをし、家族や友人と別れを惜しんだあと、8月のよく晴れた日の午後、私は2つの大陸と1つの大海を越える22時間の旅を終えて、目を大きく見開き、圧倒された気分で、疲れてはいるものの胸を躍らせながら、シカゴのオヘア国際空港に降り立ちました。

あれから7年たった今、わたしは立派な学位と最良の学術専門教育を獲得して世界に戻り、さらに歩みを進めようとしているところです。それだけではなく、私は人生にとってはるかに大切な教訓を学びました。それは、責任を遂行し、成長し、自分自身を発見し、自分が何者であるかを知るために自分を磨くことです。米国での大学生活は、最高の学問のみならず、誠実で率直な、そして社会的関心を持った世界市民になるための刺激を与えてくれました。

パデュー大学の言語学プログラムにおいて、教職員の方々や同僚研究者たちの惜しみない支援と励ましのおかげで、私は最先端の研究施設や図書館を利用し、この分野の優秀な研究者たちと交流し、思想の自主性を実践し、独創的アイデアを追究するという幸運に恵まれました。学部の学生たちを教え、若い人たちの潜在能力を探ったことも、やりがいのある体験でした。

長年にわたる大学院生活では、いろいろな体験をしました。アパートのルームシェアから1人暮らしへの移行、新しい友だち、履修科目をぎっしり詰め込んだ学期、真夜中の誕生祝いなどなど。忘れ難い初体験もたくさんあります。特に思い出として残るのは、学部学生に教える講師としての初日、初めての学会発表、初めてのクレジットカード、初めてのラップトップ(あとから請求書が!)、運転免許証、初めてのシカゴへのバス旅行、ネービーピアで見たミシガン湖畔の花火、初めての自分の車、中国料理のビュッフェやスシ、初めての雪(とスノーブレーディング)、そしてスターバックスに初めて入ったこと。故郷を遠く離れて居を構えるうちに、新しかったやり方は習慣へと変わりました。今までのところ、旅はいろいろな出来事に満ち、さまざまな貴重な体験をしてきました。

その飛行機に乗ることを夢見ているあなた、シートベルトをしっかり締めて。冒険はまだ始まったばかり。そして、とても素敵でやりがいのある冒険が果てしなく続きますよ。幸運を祈ります。よい旅を!

 

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*本稿に示された意見は、必ずしも米国政府の見解や政策を反映するものではありません。


*上記の日本語文書は参考のための仮翻訳で、正文は英文です。

 

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