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ボランティア精神 – 国境を越えて火災と闘う

火災との闘いにおける米国のボランティア活動は、国境を越えて広がっている。米国のいくつかの非営利団体が発展途上国を対象に、機材と消防士の訓練を無償で提供しているのだ。そんな非営利団体のひとつに「国際火災救援団」(IFRM)がある。ここではボランティアたちがたびたび私費を投じて海外の消防士を支援している。

 

「米国の消防署が機材を新しく購入すると、まだ使える古い機材が不要になります」とIFRMの会長であり自らもボランティア消防士のロン・グルーニングは言う。「私たちはそれを、世界各地の、財源の乏しい消防署に送ります。そこで再び消防士たちの身の安全を守り、住民を守る役に立つのです。それだけでなく、それらの国々に出向いて、現地の消防士たちに機材の使い方を訓練し、消火の基本を教えます」

 

IFRMチームは2010年2月、ホンジュラスのロアタン島に機材を寄贈し、現地で訓練を実施した。そこでIFRMのメンバーが見たのは、正しい組み合わせになっていない使い古しの防護服を身につけた、熱心な若い消防士たちだった。ロアタン島の消防士たちには温かい応援が待っていた。

 

「運の良かったことに、未使用品の在庫を持つ防護服卸業者が見つかったのです。まだ荷札がついたままの、申し分のない状態でした。これが手に入ったのは、米国の基準が年々引き上げられて、米国の基準を満たさなくなったからです。卸業者は、米国内の消防署に販売することは認められません。しかしIFRMへの寄贈を通じて、彼はホンジュラスの消防士たちを守ることができたのです」とグルーニング。

IFRMは、慢性的な資金難にある消防署を重点的に支援している。しかし2010年2月の大地震でチリの消防署のいくつかが破壊されたときは、米国の各消防署に向けて緊急支援要請を発した。そして迅速に備品を集め、梱包・発送し、チリの消防署の機材補充を支援することができた。

 

「国際火災救援団」は、寄贈された機材を海外の消防署に向けて発送する。発送前の機材の保管用スペースとして、ミネソタ州ノースブランチの配管業者が倉庫の一部を提供してくれた (Ron Gruening/IFRM)

「国際火災救援団」は、寄贈された機材を海外の消防署に向けて発送する。発送前の機材の保管用スペースとして、ミネソタ州ノースブランチの配管業者が倉庫の一部を提供してくれた (Ron Gruening/IFRM)

ロアタン島(ホンジュラス)の消防士に、炎上中の建物に入る際の呼吸エアーパックの装着手順を指導するロン・グルーニング(左)(Rick Markley/IFRM)

ロアタン島(ホンジュラス)の消防士に、炎上中の建物に入る際の呼吸エアーパックの装着手順を指導するロン・グルーニング(左)(Rick Markley/IFRM)

消防士への感謝を文字にして示すカリフォルニア州ユッカバレーの住民 (©AP Images/Reed Saxon)

消防士への感謝を文字にして示すカリフォルニア州ユッカバレーの住民 (©AP Images/Reed Saxon)

 


出典:eJournal The Spirit of Volunteerism”
*上記の日本語文書は参考のための仮翻訳で、正文は英文です。

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The Spirit of Volunteerism

Partners in Health: Listening Builds a Community
by Lisa J. Armstrong
Listening to Haitians’ needs builds a clinic and a community.