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米国社会

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LGBTI

 米国におけるLGBTIの権利擁護運動

 

 LGBTIコミュニティーの誇り 

この半世紀で米国内のLGBTIを巡る議論は、不寛容さの中で生きる強さから誇りをもって受け入れる文化へと大きく変わりました。米国では6月をLGBTIプライド月間 と定めています。きっかけとなったのが 、1969年の「ストーンウォールの反乱」です。 後にLGBTIの権利は人権であると訴え、 LGBTIの権利擁護運動へと発展しました。 1969年6月28日、 ストーンウォール・インの常連客たちが 警察からの度重なる嫌がらせや弾圧についに抵抗したのです。いろいろな見方がありますが、この事件をきっかけに、全米各地にLGBTI擁護運動が広まりました。平等を求める闘いから40数年後、画期的な瞬間が訪れます。2015年に連邦最高裁判所が、同性婚を合憲と認めたのです。今ではプライド月間は世界各地に広がり、パレード、レクチャー、パーティ、ワークショップ、コンサートなどのイベントが開催されます。また、偏見による犯罪で命を落としたLGBTI犠牲者を追悼し、自分自身であることで処刑などの迫害を受ける70カ国以上の LGBTIを擁護する期間でもあります。プライドに関するイベントは年間を通して行われますが、ブライド月間は特に、歴史を変えたLGBTIたちに敬意を表する時です。彼らは社会の中でLGBTIの認知度を高め、 LGBTIの権利は人権であると説き続け、権利活動を世界各地で続けています。

 

グローバル・エクイティ・ファンド(GEF) 

グローバル・エクイティ・ファンド(GEF)は、世界中のLGBTI――レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、インターセックスの、人権や基本的自由の保護・擁護を目的に、志を同じくする政府と民間部門の団体からなる優れた官民パートナーシップです。

LGBTIの人々は性的指向、性自認や性表現、性的特徴にかかわらず、他の人々と同様に人権と基本的自由を享受する権利があるという一貫した世界的メッセージを支持するため、人権擁護者や市民社会組織は地域の先頭に立って活動しています。政府、企業、財団、NGOはGEFを通じ、そういった地域の活動を支援するため共同で取り組んでいます。

GEFは、政府と民間部門から資金提供を受け、国務省の民主主義・人権・労働局が管理しています。脅威や攻撃を受けている個人や組織への緊急支援、短期的で影響力の大きいプロジェクトへの少額助成金、世界90カ国以上でLGBTIの人々の権利向上に取り組む市民社会組織の能力構築に向けた長期的な技術支援助成金を提供しています。

支援の仕組みとしては、少額助成金、緊急時の保護、能力構築と技術支援などがあります。GEFの助成金を利用して支援を受けた個人や団体は、以下の活動に取り組んでいます。

  • 暴力の脅威から個人または集団を保護
  • LGBTIであることを犯罪とする差別的な法律への反対を支持
  • 職場、居住、教育施設その他公共機関における明示的・暗示的な差別の撤廃
  • LGBTIの人々の権利擁護に向けたコミュニティー意識と支援の構築

 

この重要な取り組みにおいて、国務省は引き続き外国政府、財団、企業とのパートナーシップを求めています。詳細や支援の申請については、GEFのウェブサイトをご覧ください。

 

関連リンク

概要  – Overview

 

統計 ‐ Statistics

 

法律   – Law and regulations

 

歴史 – History

 

 ビデオ ‐ Audio and Video

 

米国最高裁判所

LGBTIなど性的マイノリティーに対する差別禁止

 

その他 ‐ Other

 

 

 

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