米国プロファイル
星条旗について
星はいつ描き加えられるのですか?
星が追加されるのは、州が連邦に加入した最初の独立記念日(7月4日)です。
国旗のデザインは?
国旗のデザイン比率は、1959年 8月21日のアイゼンハワー大統領の大統領令(E.O.10834)によって縦横比が1:1.9と定められました。それまで、様々な比率の国旗が使われており、現在でも、ビジネスの場や一般家庭では縦横比が2:3や3:5の国旗がよく見られます。
最初の星条旗は誰によって作られたのでしょう?
誰が国旗をデザインしたかは、わかっていません。ベッツィ・ロスだという説もありますが、 多くの学者は、ニュージャージー州の代表としてアメリカ独立宣言に署名したフランシス・ホプキンソンだと考えています。
フォートマックヘンリーの星条旗
「遠くからでも英国軍に見える大きな旗を」アーミステッド少佐はボルティモアでの戦いに備え、砦に掲げる旗を用意させました。この命令を受けてボルティモアのメアリー・ピッカーズギルとその娘キャロリン・パーディーは縦30フィート(およそ914cm)横42フィート(およそ1280cm)に及ぶ大きな毛織の手縫いの旗を作りました。1812年戦争の当時、独立当初13の州にバーモントとケンタッキーの二つの州が加わって合衆国は15の州からなっていました。そのため、この旗には15の星と15のストライプがありました。フランシス・スコット・キーは、1814年9月14日朝、英国軍による25時間もの激しい攻撃の後も星条旗がはためいているのを見て、後に米国国歌 “The Star Spangled Banner” の歌詞となる詩を作りました。このフォートマックヘンリーの旗は現在、スミソニアン博物館で展示されています。
忠誠の誓い
“I pledge allegiance to the Flag of the United States of America, and to the Republic for which it stands, one Nation under God, indivisible, with liberty and justice for all.”
「私はアメリカ合衆国の国旗と、その国旗が象徴する共和国、神の下に一つとなって分かたれず、全ての人に自由と正義が約束された国に忠誠を誓います」
この宣誓は1829年、コロンブスの新大陸発見400年記念の一環として、聖職者であり雑誌の編集者でもあったフランシス・ベラミー によって作成されました。その後、この宣誓を行うことは広く国民に受け入れられ、学校生活の慣習となりました。1923年には、「我が旗」と言う部分が「アメリカ合衆国旗」に変更され、また、1942年に議会でこの宣誓が公認された後の1954年には「神の下に」という部分が付け加えられました。
「忠誠の誓い」を唱える際には、直立不動の姿勢をとり、右手を胸の上に当てて国旗に向かいます。軍服を着ていない男性は、帽子(宗教的なかぶり物の場合は除く)を右手で取り、左肩のあたりに当て、右手が胸の上にくるようにします。軍服を着ている人は、黙って国旗に向かい、挙手の礼をします。
出典: Songs and Oaths: The Pledge of Allegiance
Ben’s Guide to U.S. Government for KidsCelebrate America’s Freedoms – The Pledge of Allegiance
U.S. Department of Veterans Affairs
連邦国旗法
アメリカ合衆国の主権のシンボルである星条旗に対して、全ての米国市民は敬意を払わなくてはなりません。星条旗の取り扱いや掲揚の方法については、合衆国法典の第4編の第1章で定められています。
United States Code: Title 4, Chapter 1 Chapter 1—The Flag
国旗掲揚作法
- 国旗の掲揚作法についての図入りで説明 Our Flag, 100th Congress, 2d Session, H. Doc. 100—247
- フィラデルフィアにある独立記念館協会のサイト
国旗に関するリンク