先輩インタビュー

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甲斐 久実代

自分の研究を通じて国際交流に貢献したい......

甲斐 久実代(かい くみよ)さん

日本の大学でスポーツ科学を学んだ後、フルブライト奨学金を受けて2010年9月から2年間カリフォルニア大学アーバイン校(University of California, Irvine)へ大学院留学し、ダンス医科学(Dance Medicine and Science)を学ぶ。卒業後は日本の大学院で博士課程進学を予定。

目標を実現できる留学先はどこか?

pct_interview06_01pct_interview06_02甲斐さんが留学を考えたのは、怪我がきっかけだったという。

「私は元々ダンスをやっていて、怪我をしてから身体のことに興味を持つようになったんです。いろいろと調べているうちにダンス医科学というものがあることを知り、一番進んでいるアメリカに留学しようと思いました。」

ダンス医科学(Dance Medicine and Science)はダンサーを対象としたスポーツ科学。ダンサーの怪我の原因を調べたり、治療法や予防法、リハビリプログラムを考える学問だ。
「ダンスの現場で研究できる環境で」というはっきりとした希望を持っていた甲斐さんは、それを実現できる留学先を探した。

「所属していた国際ダンス医科学会に参加されている教授が教えている学校や、自分の研究分野の論文を書かれている教授をあたり、学校を決めていきました。」

最終的に留学先に決めたのは、カリフォルニア大学アーバイン校の大学院。ダンス学部が大きかったことが決め手になった。

「行く前はやはり大学院ということで、英語力がどれくらい必要なのか、ついていけるのか、またアメリカで一人での生活や住む場所なども不安でした。でも調べていくうちに行きたいという気持ちが大きくなって。実際に行ってからは、がむしゃらにやって乗り越えました。」

 

日本と異なる生活スタイルも新鮮だった。

 

「アーバインは治安もよく、海も近いので、伸び伸びと学生生活が送れるところでした。カリフォルニアは世界のいろいろな国から人がやってくるので、各国の料理を味わえるところも楽しかったし、日本と違う点にふれあうことができるのも、留学の醍醐味の一つだと思います。」


大学やクラスメイトのサポートを味方につけて

pct_interview06_03pct_interview06_04いよいよアメリカでの大学生活がスタート。最初は日本の大学との授業の違いに戸惑ったという。

「日本の大学ではあまりディスカッションをすることがありませんでしたが、大学院ということもあって、常に自分の意見が求められます。授業の中で、ロジカルに答えないといけないのが、慣れるまでは大変でした。」

英語がネイティブでないのは、クラスで甲斐さん一人だけ。クラスメイトのサポートが力になった。

「クラスメイトに助けてもらいました。わからないところは後で聞いて、自分が言いたい意見があったら最初にみんなに伝えておく。みんなに協力してもらって、授業中に意見を発言していました。」

大学が留学生向けに提供するサポートシステムも利用した。

「わたしの大学は他のカリフォルニア大学に比べて規模が小さいので、留学生対象のオリエンテーションの時にビザの手続きや帰国したいときはどうすればいいかといった説明があった程度でしたが、グラデュエート・リソースセンターといって、大学院生向けにエッセイの添削をしてくれるところがあったので、そこを利用しました。急いでいる時はクラスメイトに手伝ってもらったり、そのあたりは学校のサポートをうまく利用していました。」


「行きたい」と思う気持ちがパスポートになる

pct_interview06_05pct_interview06_06pct_interview06_07日本に帰国した今、あらためてアメリカ留学の魅力を考えると「日本以外の国に触れられることはもちろん、アメリカにはいろいろな国からの留学生が来ているので、アメリカ以外の国の人と知り合えることですね」と語る甲斐さん。留学で得た経験が今も生かされていると感じるという。

「英語で2年間教育を受けて語学に自信がついたことで、英語を使って研究できたり、ほしい情報を世界から得ることができるのも、アメリカの大学院を卒業したからだと思います。」

現在、日本で博士課程に進む準備を進めている。グローバルな視点から自分自身の研究をとらえられるようになったのも留学という経験があってのことだ。

「将来は日本の大学で教えたいと思っています。もう一つの目標は、自分の研究を通じて、日本とアメリカ、そしてそれ以外の国々の交流に貢献することですね。」

最後に、アメリカ留学を考えている人に向けてのアドバイスを聞いた。

「行くまでは不安もあるし、準備も大変だと思います。でも、アメリカに行ったからこそ得られる経験がものすごくたくさんあります。行きたいと思った気持ちが留学への第一歩だし、それこそがパスポートだと思っています。その気持ちを大切にしてほしい。決して後悔することはないし、さらに大きく、新しい目標が見つかるはずです。ぜひ頑張ってください。」


甲斐さんが行かれた「大学院留学」について、さらに知りたい方は、留学ガイド「大学院留学」へ
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