イベント情報

講演会

アメリカ大使館共催:インド太平洋における海洋問題:「自由で開かれた」共有ビジョンの構築 in 横須賀

開催期間:2019年11月22日(金) 18:30~20:15

海洋課題全般を考える際、「自由で開かれた」とは何を意味するのだろうか?海洋における課題は、海洋法から海洋状況把握(MDA)、情報共有や環境問題、さらには海洋資源の管理にまで及ぶ。このパネルディスカッションでは、様々な海洋問題や「自由で開かれたインド太平洋」が何を意味するのかを明確にするために日米が連携できる方法や、日米両国ならびに東南アジアの沿岸警備隊がインド太平洋ビジョンに寄与する方法を検討する。


この公開セミナーはどなたでも参加頂けます。皆様のご参加をお待ちいたしております。

 

【パネリスト略歴】

 

 

ロバート・「ボブ」・ギリアー(Robert P. “Bob” GIRRIER)元米国海軍少将

ホノルルに拠点を置く非営利・無党派の民間外交政策研究機関であるパシフィックフォーラム理事長。同機関は、インド太平洋地域における政治、安全保障、戦略を専門としている。インド太平洋、ヨーロッパ、中東地域において30年あまりに及ぶ海事経験を有する。広範な作戦展開を行ってきた海軍指揮官としての同氏の作戦任務は、米国太平洋軍における太平洋艦隊の副司令官としてその頂点を迎えました。太平洋軍における任務では、2つの空母打撃群、駆逐艦隊、駆逐艦、グローバル機雷戦闘作戦、掃海艦の指揮をとってきている。中国海軍との「海上領域における行動に関する規則 (Rules of Behavior in the Maritime Domain)」交渉の場では、交渉チームの海軍代表を務めた。海上における指揮や船舶監視スキル、リーダーシップ / マネージメントに関する海軍関連の専門書を3冊出版しているほか、『艦隊戦略と海軍作戦(第3版)』(2018年6月)の共著者。2017年のアメリカ海軍協会機関紙年間最優秀著者。ハーバード大学ケネディスクールの公共政策学修士、ロードアイランド大学の海事学修士、アメリカン大学スクール・オブ・インターナショナル・サービスの国際関係学修士、米国海軍兵学校学士。

 

デオ・フローレンス・L・オンダ(Deo Florence L. Onda)博士

フィリピン大学ディリマン校海洋科学研究所(UPMSI)准教授。微生物海洋学研究室設立の研究責任者。UPMSI研究副部長。カナダのケベック州にあるラヴァル大学で海洋学の大学間博士号を取得。UP機構の帰任博士号フェロー(Returning PhD Fellow)およびフィリピン政府の科学技術部の帰任科学者フェロー(Returning Scientist Fellow)としてフィリピンに帰国。現在の専門分野は、変化する環境に微生物群集をどのように指標として用いることができるかの研究。国際的な賞やフェローシップを多数受賞している。最近では、国境を超えて問題となっているプラスチック汚染問題にも取り組む傍ら、南シナ海を含め極地や熱帯の研究に海洋学者として関与し複数の国際研究機関と協力を続ける。とりわけ西フィリピン海の海洋環境保全の取り組みに力を入れている。最近では、南沙諸島(スプラトリー諸島)のカラヤアン群島への研究旅行において主任研究員およびプログラムリーダーを務めた。

 

 

 

 伊藤剛 明治大学教授

日本国際フォーラム理事・研究主幹。上智大学修了後、米国デンバー大学コーベル国際学大学院にて1997年Ph.D.取得。明治大学専任講師、助教授を経て、2006年より同校教授。公益財団法人日本国際フォーラム理事・研究主幹を兼務。これまで、オーストラリア国立大学・西シドニー大学(豪州)、ビクトリア大学(カナダ)、北京大学(中国)、中央研究院(台湾)にて客員教授。早稲田大学、上智大学にて兼任講師。参議院にて客員調査員。2005年にアイゼンハワー・フェローシップ、2006年に中曽根康弘賞受賞。主な著書に、Alliance in Anxiety: Detente and the Sino-American-Japanese Triangle (Routledge)がある。

 

 

アシュラサレー博士は独立コンサルタントで、海洋安全保障上の最新の脅威および政権交代に関する研究に従事しています。博士はthe Asia Pacific Pathways to Progress Foundation, Inc. (アジア太平洋発展への道財団)や国連薬物犯罪事務所等の政策関連機関と緊密に協力して、違法薬物の海上取引や違法、無報告、無規制漁業の研究を推進してきました。アシュラ博士はこれまで、非政府組織(NGO)であるOne Earth Future Foundation(一つの地球の未来財団)でインド太平洋地域の地域関与と海上安全保障研究を監督するコンサルタントの職、および国際戦略研究所(IISS)アジアで准リサーチフェロー職に就いてきました。博士はブルネイ・ダルサラーム国首相の政治アナリストとして政策に関する経験を積みました。アシュラ博士は英国レディング大学で学士号とキングス・カレッジ・ロンドンで戦争研究の修士号を取得し、更にシンガポールのS. ラジャラトナム国際研究大学院(RSIS)で国際関係論の博士号を取得。

 

【モデレーター略歴】

 

ブラッド・グロッサーマン Brad Glosserman

多摩大学ルール形成戦略研究所(CRS)副所長。同時に、2004-2017年の間Executive Directorを務めたアジア太平洋の外交・安全保障研究を行うホノルルのシンクタンク、パシフィック・フォーラムのシニア・アドバイザーも兼任。専門は米国外交政策とアジアの安全保障。近著に、ジョージタウン大学出版会から出版されたPeak Japan: The End of Grand Ambitions (2019) や、外交問題評議会(CFR)のスコット・スナイダー(Scott Snyder)と共著でコロンビア大学出版会より出版したThe Japan-South Korea Identity Clash: East Asian Security and the United States (2015) がある。また、Tae-hyo Kimとの共編著として、米国戦略国際問題研究所(CSIS)出版のThe Future of U.S.-Korea-Japan Relations: Balancing Values and Interests (2004)がある。その他、多数の著作、論文、論説が世界中で出版されている。オーストリアのインスブルック・マネジメント・センター非常勤講師、大阪大学大学院国際公共政策研究科客員講師等も兼任。ジョージ・ワシントン大学法務博士(JD)、ジョンズ・ホプキンズ大学ポール・H・ニッツェ高等国際関係大学院(SAIS)修士(MA)、リード・カレッジ学士(BA)。

基本情報

開催期間
2019年11月22日(金) 18:30~20:15
時間
18:30~20:15
地域
関東・甲信越
会場
横須賀市立勤労福祉会館
住所
横須賀市日の出町1丁目5番地
使用言語
英語
参加費
無料

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