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講演会留学関連

アメリカ大使館主催 講演会:現役英語教員が語る、アメリカ留学で習得した英語教授法の学びと実践 ~2020年の英語教育改革を見据えて~

開催期間:2018年8月23日(木)14:30~16:30

アメリカ大使館では現職英語教員、英語教員を目指す大学生を対象に、アメリカの大学・大学院でさらに英語教授法などを学ぶ機会についての講演会、『現役英語教員が語る、アメリカ留学で習得した英語教授法の学びと実践 ~2020年の英語教育改革を見据えて~』を開催いたします。

本講演では、現職英語教員として、アメリカの大学院でのさらなる学びに挑戦されたお二人の先生と、フルブライト語学アシスタント(FLTA)プログラムに参加された方お一人の英語教員の方3名にアメリカでのご経験をお話いただきます。プレゼンテーション後は、EducationUSA (国務省の支援を受けたアメリカ留学アドバイジングサービス) の留学アドバイザーから大学院留学に関する説明が行われる予定で、その後は、スピーカーも交えたネットワーキング・レセプションが行われます。詳しいプレゼンテーションの内容は、下記の【ゲストスピーカーからのメッセージ】をご覧ください。皆様のご来場を心よりお待ちしております!

 

【ゲストスピーカーからのメッセージ】

◇ 東京都立西高等学校 主任教諭 桑原   香苗  氏 (Ms. Kanae Kuwabara) 

教職16年目にフルブライト奨学金を受け、米国の大学院で研究するという貴重な機会をいただきました。英語教育に関するさまざまなことが変化し、また社会が複雑化していく中、これからはただ「英語が使える」だけではなく、思考力や協働力を高める指導が必要であると考え、それを英語教育の場でどのように実践するかを研究するために留学しました。

言語習得論や英語教授法を研究しつつ、学んだ内容を実践に生かし英語を教える場が数多くあるフィラデルフィアでの経験と、そこで得たものを日本の学校現場でどのように実践しているかについて、私の例をお話しさせていただきます。言語教育のあり方という大きな枠組みと、実際の授業での具体的な実践についてお話しする予定です。

 

◇ 福井県立若狭高等学校 教諭 澀谷 順子 氏 (Ms. Junko Shibuya)
2014年にJUSTE program(外務省主催、英語若手教員米国派遣事業)に参加し、アイオワ州立大学で半年間英語教育を学び、新時代の英語教育について学ぶことに興味を持ちました。福井県に帰るために、2016年に教員採用試験を受けることになりましたが、その時期にちょうど大学の恩師からE-teacher scholarshipを紹介され、英語教育をもう一度考え直すよい機会だと思い、受講することにしました。現職教員でありながらオンラインコースを受講していたので、週末はオンラインコース一色になりました。旅行中もパソコンを持って作業をしていました。オンラインコース受講中は、オンラインコースが最優先事項となりました。

現職英語教員がオンラインコースを学ぶことで一番よかったことは、国内外を問わず、志の高い英語教員の方と友情を育むことができたこと、そして、どの国の英語の先生も、ご自身の授業について悩んだり葛藤しながらも、理想の英語教育に向けてご尽力されていることが分かったことです。オレゴン大学のオンラインコースを学ぶことで変化したことは、教員としての視点だけではなく、私自身、学ぶ者として生徒と同じ視点に立てたことです。生徒に、同じ学ぶ者として勉強のモチベーションや葛藤なども共有できるようになりました。また、私の住む福井県小浜市は人口3万人の小さな市で、生徒は外国の方と交流する機会もALTを除けばほとんどありません。生徒の中には海外に興味のある生徒もたくさんいるので、アメリカの大学の学びや、オンラインコースという、新しい形の学びについても伝えることができるようになりました。理想と現実との距離に葛藤を覚えることもありますが、これからも勉強を続け、さらに高みを目指したいと思います。

 

◇ 群馬県立玉村高等学校 英語教諭 清水 昭宏 氏 (Mr. Akihiro Shimizu) 

2014年フルブライトFLTAプログラム奨学生として約9ヶ月間、アメリカで学ぶ機会をいただきました。シラキュース大学で開催された夏のオリエンテーションでは”Student-centered learning”についてのワークショップを体験しました。また、派遣されたポモナ大学ではヨーロッパ、南米、アフリカ、アジアの国々の学生たちと米国の外国語教授法について学びました。こうした経験を中心に昨今の英語教育改革と結びつけてお話しさせていただければと思います。同時に、アメリカの教育現場で立会い、示唆的だったいくつかの出来事についても触れ、検討することができたらと考えています。

 

◇ モデレーター: 
玉川大学国際教育センター センター長代理, 玉川大学教育学部 准教授 大谷 千恵 氏(Ms. Chie Otani)

 

申し込み受付はこちらから:https://business.form-mailer.jp/fms/0d70d7ea90153
(申し込み締切:8月19日(日)先着80名。定員に達し次第受付を終了いたします。)

 

 

ゲストスピーカー&モデレーター略歴


東京都立西高等学校 主任教諭 桑原 香苗 氏 (Ms. Kanae Kuwabara) 

新潟県生まれ。東京学芸大学大学院修了。教育学修士。2001年に都立高校英語科教諭として勤務を開始し、2012年4月より現職。

フルブライト奨学金(大学院留学プログラム)を受けペンシルベニア大学大学院(University of Pennsylvania, Graduate School of Education TESOL Program)へ留学(2016年8月~2017年8月)。米国国務省主催Alumni Leadership for Women’s Empowerment参加(2015)。米国国務省奨学制度によるNYU English Teachers Intensive WorkshopおよびFollow-up Workshop参加(2014, 2015)。米国国務省奨学制度によるオレゴン大学オンラインコース“Critical Thinking”修了(2013)。同制度による同大学オンラインコース“Shaping Best Practices of TESOL”修了(2012)、その後韓国で開催された、修了生による日中韓英語教員集中ワークショップ参加。文部省(当時)による平和友好交流短期派遣留学生としてカナダのヨーク大学へ留学(1997年8月~1998年6月)。

 

・(共著)金谷憲 監修編著. (2014). 『総合英語 One』. アルク.

・(共著)金谷憲 監修編著. (2014). 『総合英語 One ワークブック』. アルク.

・(共著)金谷憲 監修編著. (2014). 『総合英語 One グラマーブック』. アルク.

・(共著)桑原洋・佐藤留美 編著. (2013). 『英文法・語法精選問題集 550』. 開拓社.

・(共著)金谷憲 監修編著. (2012). 『Sherpa 大学入試英語 パラチャート・トレーニング』. アルク. 

 

 

福井県立若狭高等学校 教諭 澀谷 順子 氏 (Ms. Junko Shibuya)

 1983年福井県生まれ。金沢大学教育学研究科修了。京都市立高校教員を経て、2017年より現職。2016年アメリカ大使館主催、オレゴン大学提供Teaching English to Teens、2017年オレゴン大学 Advanced Certification in English Language Teaching修了。

 

 

 

 

群馬県立玉村高等学校 英語教諭 清水 昭宏 氏 (Mr. Akihiro Shimizu) 

 1987年群馬県生まれ。首都大学東京大学院人文科学研究科修了。2014年フルブライトFLTAプログラム奨学生として、カリフォルニア州ポモナ大学へ派遣される。ランゲージ・レジデントとして学生に日本語を教えながら、カルチャーイベント等を企画運営した。また、学生としても教授法やアメリカ文化、外国語についてのコースを履修し、現地の学生とともに学ぶ。プログラム終了後、2016年より地元群馬県にて公立高校英語科教員として採用され、現在は群馬県立玉村高等学校にて勤務。

 

 

 

玉川大学国際教育センター センター長代理, 玉川大学教育学部 准教授   大谷 千恵 氏(Ms. Chie Otani) 

日米教員養成協議会 理事

日米教員養成協議会日本事務局 事務局長
専門は異文化間教育、異文化理解。伊藤忠記念財団の奨学生として米国留学し、1997年にサンディエゴ州立大学大学院(Policy Studies in Languages and Cross-cultural Education)で修士号を取得。2008年、コロンビア大学ティーチャーズ・カレッジのPeace Education Professional Development Certificate取得。2011年にアメリカ大使館のE-teacherスカラシップ・プログラムに参加し、メリーランド大学ボルチモア校のオンラインコースでTeaching English to Young Learners Certificate取得。

 

 

注意)アメリカンセンターJAPANでは施設内にノートパソコンを持ち込めなくなりました。こちらでお預かりすることもできません。また、スマートフォンは受付にて電源をオフまたは機内モードにした状態で会場へお持込いただけます。ご不便をおかけして申し訳ありませんがご協力のほどをよろしくお願い致します。

 

 

 

基本情報

開催期間
2018年8月23日(木)14:30~16:30
対象
英語教員の方、教育関係者の方、官庁関係者の方、一般の方
時間
14:30~16:30 (13:45 開場)※セキュリティチェックに時間がかかりますので、お早めに会場へお越しください。
地域
関東・甲信越
会場
アメリカンセンターJAPAN
住所
〒107-0052 東京都港区赤坂1-1-14 野村不動産溜池ビル8F
使用言語
日本語
その他
アクセス:東京メトロ銀座線・南北線 溜池山王駅8番または9番出口より徒歩15分
参加費
無料
定員
80名
問い合わせ
アメリカ大使館広報・文化交流部(担当:小林・落合)Email TokyoPASEnglish@state.gov / Tel 03-3224-5000 (代表)
締切
8月19日(日)※定員に達し次第、受付を終了とさせていただきます。

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