イベント情報
講演会
アメリカ大使館主催:米朝の「核」外交 – 歴史的背景と今後の展望
開催期間:2018年6月25日(月) 18:00~19:30
◇ 講 師 パトリック・マッカカーン (Patrick McEachern)
【米外交問題評議会国際関係フェロー、米ウィルソンセンター公共政策フェロー】
◇ 司 会 渡辺 靖 (Yasushi Watanabe)
【慶應義塾大学SFC教授】
こちらからお申し込み下さい:https://goo.gl/epi4m5
(先着順。定員に達し次第受付を終了いたします。)
6月12日、トランプ米大統領は北朝鮮の金正恩委員長と初めての米朝首脳会談に臨みました。北朝鮮との交渉において、マイク・ポンペオ米国務長官は公聴会で、アメリカは「過去の失敗」を繰り返さないと誓っています。アメリカがこの過去の失敗から得た教訓とは何なのか?また米朝の「核」外交の今後の展望とはどのようなものなのか?本講演会では、米ウィルソンセンター公共政策フェローのパトリック・マッカカーン氏を迎え、1950年代後半からの北朝鮮の核開発の動き、そして1990年代初めから行われてきた核開発凍結や放棄に向けた外交努力についてお話頂きます。歴史的な背景の中で今回の米朝会談はどのような位置づけになるのか、マッカカーン氏に北朝鮮に対する支援策と制裁措置の複雑な構図や朝鮮戦争終結となる平和条約の実現性、そして完全なる、立証可能かつ不可逆的な非核化に向けて必要なプロセスについてお話を伺います。皆様のご参加お待ちしております。
*YouTubeでライブ配信予定です。https://www.youtube.com/user/usembassytokyo/live
講師略歴:パトリック・マッカカーン (Patrick McEachern)
2017年9月から2018年8月まで米外交問題評議会の国際関係フェローとして米ウィルソンセンターに在籍している。それ以前は駐日米国大使館で外交政策・二国間関係部の次長を務めていた。また、韓国ソウルの政治担当オフィサーや米国務省の東北アジア地域情報研究部アナリスト、パット・ロバーツ情報研究員やスロバキアのブラチスラバで領事、政治・軍事担当オフィサーを歴任。朝鮮語、スロバキア語に流暢で、ルイジアナ州立大学でPhD取得。著書に「Inside the Red Box: North Korea’s Post-totalitarian Politics 」(Columbia University Press, 2010)、ジャックリーン・マッカカーン氏との共著に「North Korea, Iran, and the Challenge to International Order」 (Routledge, 2017) などがある。現在ジョン・デルーリ氏と共に、「Survivor: North Korea from Kim Il Sung to Kim Jong Un」を執筆中。
司会略歴: 渡辺 靖 (Yasushi Watanabe)
慶應義塾大学SFC教授。専攻は、文化人類学、文化政策論、アメリカ研究。上智大学外国語学部卒業後、1992年ハーバード大学大学院修了、1997年Ph.D.(社会人類学)取得。主な前職にハーバード大学国際問題研究所アソシエート、オクスフォード大学シニア・アソシエート、ケンブリッジ大学フェロー、パリ政治学院客員教授、北京大学訪問学者など。2004年、『アフター・アメリカ』でサントリー学芸賞を受賞。著書に『アメリカン・コミュニティ』(新潮選書)、『アメリカン・デモクラシーの逆説』(岩波新書)、『文化と外交』(中公新書)、『アメリカのジレンマ』(NHK出版新書)、『<文化>を捉え直す カルチュラル・セキュリティの発想』(岩波書店)、『沈まぬアメリカ 拡散するソフトパワーとその真価』(新潮社)など。朝日新聞(書評委員、オピニオンコラム)、読売新聞(読書委員、文化コラム)、毎日新聞(文化コラム)、NHK国際放送番組審議会委員長、『外交』編集委員、三省堂高校英語教科書『CROWN』編集委員など 、メディアにも多く登場。2018年4月米国務省IVLPプログラムに参加。
基本情報
- 開催期間
- 2018年6月25日(月) 18:00~19:30
- 時間
- 18:00~19:30(開場 17:15)
- 地域
- 関東・甲信越
- 会場
- アメリカンセンターJAPAN
- 住所
- 港区赤坂1-1-14 野村不動産溜池ビル8階
- 使用言語
- 英語・日本語
- 申し込み
- https://goo.gl/epi4m5
- 参加費
- 無料
- 定員
- 80名
- 通訳
- 日英同時通訳あり