イベント情報

講演会

アメリカ大使館共催:講演会「インド太平洋」とは何か

開催期間:2018年6月5日(火) 17:00~18:30

 「インド太平洋」という言葉は、米国のアジア太平洋重視政策を反映した表現として用いられています。2007年に安倍首相が使用したことで広く知られることとなったこの概念は、徐々に当該地域でも知名度を上げていった感がある一方、10年以上が経過した現在も、「インド太平洋」概念とは、どのような状況認識を反映したものなのか、その枠組みは不透明感があります。当講演では、米国、日本、オーストラリア、また東南アジア諸国の専門家を招聘し、(1)そもそも「インド太平洋」とは何を指すのか、(2)日米豪印の四ヶ国やその他国々の間で「インド太平洋」の理解に対してどのような共通点や差異があるのか、(3)「インド太平洋」において協調・協力関係を結ぶことが可能で望ましい領域は何なのか、といった点について議論します。

 

お申込はこちらから>> https://business.form-mailer.jp/fms/b61e3d2e87752
*YouTubeでライブ配信予定です。 https://www.youtube.com/user/usembassytokyo/live

 

【講師略歴】

 

シドニー大学アメリカ研究センター 所長

アシュリー・タウンシェンド(Ashley Townshend

 

シドニー大学アメリカ研究センター外交防衛プログラム所長。専門分野は、アジア太平洋における国際安全保障や戦略問題、特に海洋安全保障、同盟政治、米国・中国・オーストラリアの外交政策に詳しい。オーストラリアや国際的なメディアに頻繁に論考を寄稿しており、シンクタンクの研究文書や政策ペーパー、学会論文と幅広く著作がある。ローウィー国際政策研究所研究員、シドニー大学政治・国際関係学部客員講師、復旦大学客員フェロー、イェール大学軍人学者プログラム講師、オーストラリア国立大学戦略防衛研究所客員フェローを歴任。オックスフォード大学、北京大学、パリ政治学院、シドニー大学出身。

 

 

アトランティック・カウンシル シニア・フェロー

ロバート・マニング(Robert Manning)

 

アトランティック・カウンシル スコウクロフト戦略・安全保障センターのシニア・フェロー。米国国家諜報長官官房オフィス国家拡散阻止センターのシニア戦略官(2010-12年)、米国国家情報会議戦略将来グループのエネルギー・地域・グローバル担当課の所長(2008-10年)、国務省政策企画本部メンバー(2005-08年)、国務省エネルギー・技術・科学政策シニア・カウンセラー等を歴任。また、元米国外交評議会アジア研究所長・シニアフェローとして、韓国や東南アジアのタスクフォースを主導。国務省・国防省でも東アジア・太平洋地域等のアドバイザーを務めた経験がある。出版物に、The Asian Energy Factor (Palgrave/St. Martins 2000)やChina, Nuclear Weapons and Arms Controlがある。専門分野は、核兵器、エネルギー安全保障、アジアの安全保障、地域安全保障アーキテクチャー。また中国、韓国、日本の政策にも詳しい。

 

オーストラリア戦略政策研究所(ASPI) シニア・アナリスト

フォン・リ・トゥ(Huong Le Thu

オーストラリアの戦略・防衛関連研究を行うオーストラリア戦略政策研究所(ASPI)シニア・アナリスト。専門分野は、アジアにおける多国間安全保障、元社会主義国の外交政策、アイデンティティー政治。オーストラリア国立大学コーラル・ベル・スクール、東南アジア研究所(シンガポール)、国際関係研究所(台湾)で研究職を歴任。また、ソウル(シンクタンク)、クアラランプール(マラヤ大学)、ジャカルタ(ASEAN事務局)でも研究フェローの経験がある。アジア太平洋安全保障研究センター(APCSS)修了生。米国国務省東アジア安全保障フェローシップ受賞。IISSシャングリラ・ダイアログ東南アジアフェロー。

 

防衛研究所政策研究部防衛政策研究室主任研究官
佐竹知彦 (Tomohiko Satake)

アジア太平洋の安全保障、日本の地域安全保障政策、日米豪の安全保障協力等を専攻。慶應義塾大学にて学士、修士号を取得後、オーストラリア国立大学太平洋アジア研究所国際関係学部で博士課程(国際関係論)を取得。2010年防衛研究所入所。その後防衛省防衛政策局国際政策課部員(多国間の安全保障担当)、慶應義塾大学非常勤講師、豪州国立大学クロフォード研究所豪日研究センター客員研究員等を歴任。主な著書として、“Japan-Australia security cooperation in the bilateral and multilateral context” (co-authored with John Hemmings), International Affairs (forthcoming), “The New Guidelines for Japan-U.S. Defense Cooperation and an Expanding Japanese Security Role”, Asian Politics & Policy, 8: 27–38, 2016; and “The Origin of Trilateralism? The US-Japan-Australia Security Relations during the 1990s”, The International Relations of the Asia-Pacific, Vol. 11, No. 1, 2011等。

 

【モデレーター略歴】

多摩大学ルール形成戦略研究所 客員教授

ブラッド・グロッサーマン(Brad Glosserman

多摩大学ルール形成戦略研究所(CRS)客員教授。同時に、アジア太平洋の外交・安全保障研究を行うホノルルのシンクタンク、パシフィック・フォーラムのシニア・アドバイザーとデロイト トーマツ コンサルティングのシニアフェローを兼任。専門分野は、米国外交政策とアジアの安全保障関係。近著に、外交問題評議会(CFR)のスコット・スナイダー(Scott Snyder)と共著でコロンビア大学出版会より2015年に出版された‟The Japan-South Korea Identity Clash: East Asian Security and the United States”がある。また、現在日本の将来に関する単著を執筆中。1991年から2001年にかけて、The Japan Timesの編集委員。現在、ソウル発行の研究雑誌New Asia Research Instituteの編集委員や、オーストリアのインスブルック・マネジメント・センター講師等も兼任。ジョージ・ワシントン大学法務博士(JD)、ジョンズホプキンス大学ポール・H・ニッツェ高等国際関係大学院(SAIS)修士(MA)、リード・カレッジ学士(BA)。

 

 

基本情報

開催期間
2018年6月5日(火) 17:00~18:30
対象
一般・学生
時間
17:00~18:30 (開場16:15)
地域
関東・甲信越
会場
アメリカンセンターJAPAN
住所
〒107-0052 東京都港区赤坂1-1-14 野村不動産溜池ビル8F
使用言語
英語・日本語
定員
80名
締切
定員に達し次第締め切り

カレンダー

条件検索

Twitter

  • YouTube
  • Flickr
  • LINE