イベント・プログラム情報やアメリカに関する情報などをお届けします。

◇講　師            ジェナ・ジャンベック博士（Dr. Jenna Jambeck）

　　　　　　　　【米国ジョージア大学工学部准教授】

◇司　会            アレクシー・クラル氏  (Mr. Alexei Kral)

　　　　　　　　【在日米国大使館　経済・科学部　科学技術・環境・医療課長】

こちらからお申し込みください: https://goo.gl/H5a9PH

 (先着順。定員に達し次第受付を終了いたします。)

プラスチックのごみ問題や海への影響についてはこれまで多く報じられてきましたが、実際にどれくらいの量が海に放出されているのかは知られていませんでした。このたびその調査結果が発表され、世界のごみの総排出量、人口密度、経済発展の度合いから、年間でおよそ800万トンものプラスチックごみが陸から海に流れ出ているということが分かりました。

本講演会では、データ集計に携わった米国ジョージア大学工学部准教授のジェナ・ジャンベック博士よりこの結果について詳しくお伝えします。また問題の解決策として、技術の応用や市民参加の役割にも注目してお話いたします。さらにジャンベック博士が13名の女性と共に大西洋を横断し、海ごみの調査をされた体験や女性のSTEM（科学・技術・工学・数学）分野進出の推進役としての活躍ぶりについてじっくりお話いただきますので、皆様のご参加お待ちしています。（同時通訳あり）

＊アメリカン・ビューにも記事が掲載されました！（こちら）

＊本講演会はアメリカ大使館で開催いたします。入館の際には手荷物検査が行われますので、お早めにご来場ください。

尚、館内へのノートパソコンの持ち込みは禁止されております。また、館内にノートパソコンをお預かりする場所はありませんので、誠に恐縮ですが、各自、来館前に駅構内などのロッカーなどにお預け頂くなどご対応頂ますようお願い申し上げます。

講師略歴：ジェナ・ジャンベック博士（Dr. Jenna Jambeck）

米国ジョージア大学工学部准教授。廃棄物処理についての研究を20年前から始め、2001年からは海洋ごみ関連のプロジェクトも進める。世界の廃棄物処理問題やプラスチック汚染対策を専門としている。特に海洋プラスックごみの専門家として広く認められ、米国議会、G7、G20や国連の環境プログラムなどで政策を決定する際には彼女の意見が取り入れられている。これまでの教育分野への貢献や研究歴を讃えて、UGAクレイティブリサーチメダルや2016-2017公共事業アウトリーチ・フェローシップを受賞。更に2014年には女性13名と共にeXXpedition事業に参加し、大西洋を横断しながら海洋及び土地に混じるプラスチックについて調査、女性のSTEM（科学・技術・工学・数学）分野進出の推進役としても活躍。この事業については、アメリカ国内の小中学生を対象に、また世界各国での講演会で広く紹介している。携帯アプリMarine Debris Trackerの共同開発者でもあり、市民の科学分野への参加を促すツールとして今尚活用されている。当アプリと市民による科学プログラムへの参加により、世界で100万個以上の海洋ゴミの在りかを特定し回収することが出来た。

司会略歴：アレクシー・クラル氏 (Mr. Alexei Kral)

アレクシー・クラルはアジアを専門とする米国の外交官である。2015年8月、科学技術・環境・医療課長の任務を開始。在日米国大使館の勤務は今回が2回目となる。前回は2001-2003年に大使補佐官および広報・文化交流担当書記官を務めた。また2011年3月には東京、仙台、石巻で3週間の緊急支援を行った。

2000年に国務省入省。これまでに在韓米国大使館の広報・文化交流担当参事官、外務研修所・ソウル現地校での韓国語研修、在シドニー米国総領事館の広報・文化交流担当書記官、在ウランバートル米国大使館の広報・文化交流担当書記官、在ソウル米国大使館の領事担当書記官および総務担当書記官などを経験した。

アレクシーはワシントンＤＣ、フィリピン、タイで育ち、バンコクインターナショナルスクールを卒業。アジア研究を専攻し東京の上智大学で交換留学生として１年を過ごし、ジョージタウン大学外交政策学部を卒業した。大学を卒業後、アレクシーは日本の山村の小中学校で1年間教鞭を取り、日本の市役所で社会教育顧問を2年間務め、翻訳、地域社会グループでの講演、文化の違いをテーマとした執筆活動や日本語のテレビ番組への出演を行った。シカゴ大学で社会科学の修士号を取得。国務省外交局に入る前は、ウッドロウ・ウィルソンセンターで日本担当として勤務。アレクシーは既婚で2人の息子と1人の娘がいる。