イベント情報
講演会
アメリカ大使館主催:デジタル化で広がるアメリカ政府の広報戦略:「恋ダンスビデオ」の次のステップは?
開催期間:2017年2月6日(月)
パネルディスカッション
デジタル化で広がるアメリカ政府の広報戦略:「恋ダンスビデオ」の次のステップは?
米国大使館は、人気ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」のエンディングテーマでブレークした“恋ダンス”ビデオの米国大使館・領事館バージョンを昨年12月YouTubeにアップしました。以来、TBSテレビ、BuzzFeed ジャパンやNew York Timesをはじめさまざまなメディアに取り上げていただいたこともあり、660万回以上の再生回数を記録し、米国務省のソーシャルメディアでの過去最高の成功例となりました。この画期的な成功は、より長期的な政府の広報活動にとってどんな意味があるのでしょうか?ソーシャルメディアを利用した、より効果的な政府のパブリック・ディプロマシー戦略とは?
この講演会では、米国務省の諮問機関であるパブリック・ディプロマシー諮問委員会責任者や広報の専門家、当大使館の担当者がデジタルディプロマシー戦略、ソーシャルメディアが政府や組織のイメージ作りに与える影響について考察します。
パネリストは、米国パブリック・ディプロマシー諮問委員会エグゼクティブ・ディレクターのショーン・パワ―ズさん、明治大学情報コミュニケーション学部教授の鈴木健さん、ブームプランニング社デザイナー兼マーケティングプランナーの清水絵梨さん、そして当大使館のヴィジュアルコミュニケーション・スペシャリスト増田奈保子です。司会は米国大使館マルゴ・キャリントン広報・文化交流担当公使です。質疑応答の時間も設けております。皆様のお越しをお待ちしております!
*この講演はYouTubeで生放送配信予定です。
https://www.youtube.com/user/
講師略歴
ショーン・パワーズ (Shawn Powers)氏
エグゼクティブ・ディレクター
パブリック・ディプロマシー諮問委員会
米国政府の諮問機関である米国パブリック・ディプロマシー諮問委員会 (United States Advisory Commission on Public Diplomacy)エグゼクティブ・ディレクター。南カリフォルニア州立大学Annenberg School for Communication and Journalism で博士号を取得。2003年より国際戦略問題研究所(CSIS)で国際安全保障プログラムのリサーチアシスタント。2004年には南カリフォルニア州立大学大学院で研究をスタートし、パブリック・ディプロマシー・センターで国際放送とグローバルメディアなど多くの研究プロジェクトに携わる。2010年よりジョージア州立大学で教鞭をとり、Center for Information Studiesを立ち上げる。同大学准教授。
The Real Cyber War: A Political Economy of Internet Freedom (The University of Illinois Press, 2015)のほかワシントンポスト、ハフィントンポストなど主要なメディアや学術誌などで40以上の記事を執筆する。
清水絵梨氏
ブームプランニング社デザイナー兼マーケティングプランナー
東京都出身、女子美術大学デザイン学部ヴィジュアルデザイン学科(ヴィジュアルコミュニケーション)卒業。2010年は(女子美から)School of Visual Artsに短期で、2013年、Adelphi UniversityのESLに留学経験あり。米国、ニューヨーク市の広告代理店でアシスタントアートディレクターとして健康飲料ブランドのFacebookページ運営やファッションブランドを担当。帰国後不動産デベロッパー都市開発企画部から、現職。9歳からBDC(Broadway Dance Center)でjazz danceとヒップホップを始め、2009年BDC Showcase ダンサー、東京マラソンの沿道応援ダンサーに第一回から参加、その他多数ダンスイベントに参加などダンスの経験も豊富。
鈴木 健 氏
明治大学情報コミュニケーション学部教授
専門は、メディア批評と説得コミュニケーション論。スピーチや議論学研究に加え、米大統領選にも造詣が深く、主著書に『政治レトリックとアメリカ文化-オバマに学ぶ説得コミュニケーション』、『こころを動かす−共感のことば説得のことば』。2006~2007年、映画研究をテーマにフルブライト研究員として南カリフォルニア大学(USC)アネンバーグ・コミュニケーション学部客員教授。1989年カンザス大学大学院コミュニケーション学部より修士取得後、1996年ノースウエスタン大学大学院コミュニケーション研究科より博士号(Ph.D.)取得。留学中、日本人として初の全米ディベート選手権審査員及び、初の全米ディベート選手権優勝校のコーチを務めた。茨城大学人文学部助教授、津田塾大学学芸学部准教授、明治大学国際連携本部副本部長を経て、現職。本年9月よりケンブリッジ大学映画映像センター客員研究員(1年間の予定)。また、ペンネーム財部剣人で『マーメイド クロニクルズ 第一部 神々がダイスを振る刻』(幻冬舎、2016年)を出版し、ファンタジー小説家の顔も持つ。
増田奈保子
米国大使館広報・文化交流部ヴィジュアルコミュニケーション・スペシャリスト
東京都出身。ペンシルバニア州フィラデルフィアにあるテンプル大学卒業後、映像やウェブ制作を中心とした仕事やプロジェクトに携わる。2012年にアメリカ大使館への転職をきっかけに日本へ帰国し、広報・文化交流部でヴィジュアルコミュニケーション・スペシャリストとして勤務している。最近では、テレビドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で人気となった「恋ダンス」ビデオの大使館バージョンの制作を担当した。
司会
マルゴ・キャリントン(Margot Carrington)
在日米国大使館 広報・文化交流担当公使
2014年より現職。フルブライト・プログラムを運営する日米教育委員会(フルブライト・ジャパン)の共同委員長も務めている。公使就任前は、ワシントンおよびニューヨークの国務省フォーリン・プレスセンターでディレクターを務めた。2010年には特別研究奨学金を受け、女性の地位向上に関する研究に取り組み、同年「国際女性フォーラム・リーダーシップ基金フェローシップ」に参加した。2007年から2010年まで在福岡米国領事館の首席領事を務める。 23年にわたる外交官生活の最初の任地は東京。以降、在マレーシア米国大使館で文化担当官、ワシントンにおいてフォーリン・プレス・センター所長等を歴任し、国務省の特別栄誉賞(Superior Honor Award)を複数回受賞したほか、語学優秀賞など数々の賞を受賞している。
基本情報
- 開催期間
- 2017年2月6日(月)
- 対象
- 一般、学生
- 時間
- 16:00~17:30 (開場15:30)
- 地域
- 関東・甲信越
- 会場
- アメリカンセンターJapan
- 使用言語
- 英語・日本語
- 参加費
- 無料
- 定員
- 100名
- 締切
- 満席になり次第締め切り
- 通訳
- 日英同時通訳あり