イベント情報
講演会
アメリカ大使館主催パネルディスカッション:米国との医学教育交流-日本のがん研究の発展および未来のがん専門医の育成を目指して-
開催期間:2016年4月26日(火)
米国大使館‐日本対がん協会共催パネルディスカッション
米国との医学教育交流
日本のがん研究の発展および未来のがん専門医の育成を目指して
◇日時 | 4月26日(火) 午後6時30分 ~午後8時 (開場午後 6時) |
◇会場 | アメリカンセンターJapanホール (港区赤坂1-1-14 NOF溜池ビル8階)地図 |
◇使用言語 | 英語・日本語(同時通訳付) |
◇参加料 | 無料 |
こちらからお申し込みください: https://business.form-mailer.jp/fms/8b79cba854410
(先着順。定員に達し次第受付を終了いたします。)
オバマ大統領は2016年の一般教書演説の中で、がん撲滅のための取組みとしてバイデン副大統領が主導する「米国がん撲滅ムーンショット」イニシアティブを立ち上げることを公表しました。がん撲滅という共通のゴール達成には、日米がん専門医間のより包括的かつ活発なパートナーシップが不可欠です。これからのがんのトランスレーショナルリサーチおよび臨床分野での日米のコラボレーションを率いていくのは、次世代のがん専門医の若きリーダー達です。しかし、米国で学ぶ日本の研修医ならびに若手教員の人数は減少しています。当プログラムでは、テキサス大学MDアンダーソンがんセンター上野直人氏とシカゴ大学医学部ケネス・コエン氏にこの分野における医学留学がいかに日米双方のがん治療ならびに研究の利益になるかについてパネルディスカッションをしていただきます。また、このようなプログラムが専門的能力開発にどのような影響を及ぼしたかについて医学留学研修プログラム経験医師から直接お話をしていただきます。質疑応答の時間もありますので、若手研究者・医師の皆様をはじめ、この分野にご興味のある皆様方にもご参加いただけましたら幸いです。(同時通訳付)
*本パネルディスカッションはYouTubeでライブ配信予定です。https://www.youtube.com/user/usembassytokyo/live
◇医学留学研修プログラム経験医挨拶
増田 紘子氏(昭和大学病院 乳腺外科 腫瘍外科医)
第1回リレー・フォー・ライフ/マイ・オンコロジー・ドリーム奨励賞受賞(2010年度)
◇パネリスト
- 上野 直人氏(テキサス大学MDアンダーソンがんセンター 腫瘍内科教授)
- ケネス・コエン氏 (シカゴ大学医学部 血液腫瘍内科)
- 古川 孝広氏 (国立がん研究センター東病院 乳腺・腫瘍内科 先端医療開発センター 新薬臨床開発分野 腫瘍内科医)
第2回リレー・フォー・ライフ/マイ・オンコロジー・ドリーム奨励賞受賞(2011年度)
◇司会進行
アレクシー・クラル (在日米国大使館 経済・科学部 科学技術・環境医療課長)
講師略歴
上野 直人(医師・医学博士、米国内科学会特別会員) テキサス大学MDアンダーソンがんセンター 乳腺腫瘍内科学 腫瘍内科教授。 |
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ケネス・コエン(医師) シカゴ大学医学部内科。血液腫瘍内科医。血液腫瘍内科研究奨励制度プログラムディレクター。 専門は血液腫瘍内科、主に腫瘍微小環境における免疫細胞の血管調節を研究している。臨床では、リンパ腫、特に、血栓および出血性状態の患者さんを専門に診ている。また、血液腫瘍内科研究奨励制度プログラムディレクターとして、臨床試験を推進する次世代の研究者に対して、研修支援ならびに指導環境を提供する指導教官を探すことに力を尽くしている。大学のグローバルヘルスセンター部門と協力し、がん研究における国際的な研修機会を拡げる活動をおこなっている。 |
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古川 孝広(医師・医学博士) 国立がん研究センター東病院 先端医療開発センター 新薬臨床開発分野 乳腺・腫瘍内科 腫瘍内科医 第2回リレー・フォー・ライフ/マイ・オンコロジー・ドリーム奨励賞受賞(2011年度) 2000年札幌医科大学卒業 第四内科に所属となり、以後血液ならびに消化器領域の薬物治療の研修を行った。2007年に札幌医科大学大学院医学研究科を卒業となり、以後は北海道におけるがん薬物療法の診療に従事していた。特に乳がんや泌尿器がんの腫瘍内科医としてのキャリアを進めていく中で、がん薬物治療の開発として臨床試験に対する方法論の習得、新規抗がん剤の開発治験に興味を持った。日常臨床の中で最も開発の進む癌腫の一つである乳がんを対象として、米国MDアンダーソンがんセンターでの研修を目指し、2010年マイオンコロジードリームアワードに応募し、受賞となった。世界最先端と称されるこの施設での研修をもとに、日本での新規抗がん剤の開発に従事すべく2014年10月より、国立がん研究センター東病院での診療を開始し、先端医療科/乳腺腫瘍内科を兼務し、乳がんを中心とした第1相臨床試験を行っている。現在は乳がんに対する免疫療法の新規薬剤開発、免疫モニタリングの臨床研究などを行っている。 |
増田 紘子 (医師・医学博士) 昭和大学病院乳腺外科 腫瘍外科医、第1回リレー・フォー・ライフ/マイ・オンコロジー・ドリーム奨励賞受賞(2010年度) 2003年高知大学医学部医学科卒業。腫瘍外科医として研修を行い、2012年岡山大学大学院医歯薬学総合研究科にて腫瘍制御学で博士号取得。トリプルネガティブ乳がん、また、既存の治療を発展させる治験、臨床試験に興味を持ち、より専門的な研修を希望し、2010年マイオンコロジードリームアワードに応募し、受賞。MDアンダーソンがんセンターにて、上野直人医師の指導のもと、トランスレーショナルリサーチを学び、炎症性乳がん、トリプルネガティブ乳がんの包括的遺伝子解析研究、臨床試験立案を行う。同研究が、2013年ASCOにて評価され、Bradley Stuart Beller Special Merit Award受賞。現在は昭和大学外科学講座乳腺外科学部門助教として、乳癌診療に携わるとともに、トランスレーショナルリサーチの継続、また師である上野直人氏とも国際共同研究を行っている。 |
本パネルディスカッションは、米国大使館と日本対がん協会共催、オンコロジー教育推進プロジェクト協力で開催いたします。日本対がん協会主催、オンコロジー教育推進プロジェクトの協力により、パネルディスカッションに先立ち、RFLマイ・オンコロジー・ドリーム奨励賞 授賞式が開催されます。
RFLマイ・オンコロジー・ドリーム奨励賞 授賞式のお知らせ
主催 : 公益財団法人日本対がん協会
協力 : 一般社団法人オンコロジー教育推進プロジェクト
◇日時 | 4月26日(火) 午後5時15分 ~午後6時 (開場 午後4時45分) |
◇会場 | アメリカンセンターJapanホール (港区赤坂1-1-14 NOF溜池ビル8階)地図 |
◇使用言語 | 英語・日本語(同時通訳あり) |
◇参加料 | 無料 |
こちらからお申し込みください: https://business.form-mailer.jp/fms/8b79cba854410
(先着順。定員に達し次第受付を終了いたします。パネルディスカッションと授賞式の両方にご参加の方は一度の登録で、両方参加するにチェックをお願いします。)
日本対がん協会は、2010年度から米国における留学研修プログラムを推進しています。日本国内の意欲ある若手医師が、がんについての高度な知識を学ぶため費用の一部を助成するものです。これまでに9名の医師がテキサス大学MDアンダーソンがんセンターで研修する機会を与えられました。今年から新たにシカゴ大学にも同留学プログラムが立ち上がり、下記の合計3名が1年間の研修を受けることに決定しています。
受賞者(敬称略):
研修先:テキサス大学MDアンダーソンがんセンター(2名)
- 岩瀬 俊明 (千葉大学附属病院勤務 臓器制御外科医員)
- 及川 将弘 (にゅうわ会及川病院 乳腺外科副部長)
研修先:シカゴ大学医学部(1名)
- 鳩貝 健 (国立がん研究センター東病院勤務 消化管内科がん専門修練医)
このプログラムは、リレー・フォー・ライフ・ジャパンに寄せられた寄付金をもとに運営されています。 そこには、日本のがん医療向上を願う多くの寄付者の想いが込められ希望が託されています。
【式次第】
17:15 開会挨拶・受賞者紹介 ー 日本対がん協会会長 垣添忠生
17:20 MDACC 奨励賞授与・目録贈呈と受賞の言葉 ー 上野直人、受賞者 2名
17:40 シカゴ大 奨励賞授与・目録贈呈と受賞の言葉 ー ケネス・コエン、受賞者 1名
17:50 期待の言葉 ー リレー・フォー・ライフ・ジャパン代表 坂下千瑞子
17:55 写真撮影・閉会
基本情報
- 開催期間
- 2016年4月26日(火)
- 地域
- 関東・甲信越