「回避依存症で別れた後の心理ってどんな?別れた後の行動パターンや復縁方法が知りたい!」
回避依存症の恋人と別れた後、やっぱり相手を忘れられなくて復縁を考えている人は少なくありません。
相手のことを思うと簡単に連絡をすることも躊躇ってしまい、どうすればいいか悩みますよね。
となると回避依存症で別れた後の復縁方法について、このようなことが気になるのではないでしょうか。
- 回避依存症で別れた後の心理とは?
- 回避依存症で別れた後の行動パターンは?
- 回避依存症で別れた元恋人との復縁方法は?
そこで今回は、回避依存症で別れた後の心理や別れた後の行動パターンなど、復縁方法をご紹介していきます。
さらに回避依存症の恋人と上手く付き合っていく方法もお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
回避依存症で別れた後の心理とは?別れた後、彼氏や彼女が考えていること

回避依存症で別れた後の相手の心理には、どのようなものがあるのでしょうか。
回避依存症とは、人間関係において過度に傷つくことを恐れ、つい良い顔ばかりしたり深く関わるのを避けたりする心理的な傾向や状態のことです。
本人が辛いのはもちろん、周りにいる人が辛い思いをすることもあります。
ですがやっぱり好きだと思うと、復縁したい気持ちが大きくなるばかりですよね。
ここではまず、回避依存症で別れた後の心理について、別れた後に彼氏や彼女が考えていることをご紹介していきます。
復縁を考えている人はぜひ参考にしてみてください。
- 混乱して、ほとんど何も考えられない
- とにかく1人になりたい・落ち着きたい
- 元彼・元カノが追いかけてこないか不安
- 虚しさでいっぱいになる
- 寂しい気持ちになる
- 見捨てられ不安の状態に陥る
- 元恋人に忘れられたくないと思う
混乱して、ほとんど何も考えられない
回避依存症の人は、恋人と別れた直後は混乱しています。
「別れなければよかったな…」「もっと優しくしてあげればよかったな…」なんて振り返ることもなく、ほとんど何も考えられません。
復縁を考えているあなたにとっては、これは辛い事実かと思います。
ですがこの感情の空白期間は、無意識に心をシャットダウンしている状態です。
元彼や元カノと接触を避けているため、復縁も難しい状況でしょう。
親密な関係に対する不安や恐怖から逃れたいと思っているため、人と関わらないようにしています。
残念ながら、この時点では関係を再考することはないので、まずは「相手が本当に何も考えていないという事実」を受け入れることが大切です。
とにかく1人になりたい・落ち着きたい

恋人と別れた後、「とにかく1人になりたい」「落ち着きたい」と強く思うのも、回避依存症傾向のある人ならではの心理と言えます。
これは単なる気分ではなく心理的な防衛反応です。
本来であれば、別れた直後は「もう会えないなんて…」と寂しくなりますよね。
しかし回避依存症の人が1人になりたいのには、以下のような理由があるため頑なに人を拒むのです。
- 恋人といると感情が揺さぶられて辛い
- 親密になると自由が奪われてストレス
- 付き合っていた期間に消耗したエネルギーを回復させたい
どれも回避依存症の人ならではの心理状態でしょう。
このような反応は冷たいと誤解されやすいものの、実は本人も葛藤していて、自分の心を守るための精一杯の対応であることが多いです。
回避依存症の人は別れたことを周囲に心配されても、「大丈夫」と言って感情を隠すことがあります。
内心はボロボロでも冷静さを装う傾向があるため、一見わかりにくいかもしれません。
元彼・元カノが追いかけてこないか不安
別れた後、「元彼や元カノが追いかけてきてくれるのでは?」と期待して待っている人も多いかと思いますが、回避依存症の人はむしろ逆です。
元彼や元カノが追いかけてこないか不安になっています。
もちろん誰かに必要とされたい気持ちは彼らにもあり、心のどこかでは「特別な存在でいたい」「完全に忘れられたら寂しい」と思っているはずです。
でも追いかけられると息苦しくなってしまい、拒絶してしまいます。
特に別れに至るまで何度も話し合いを重ねてきた場合、「ようやく別れたのにここで追われたらまたペースを乱される」という気持ちになることも。
とは言っても、これもまた複雑な心理で、「追いかけられるのは嫌だけど、追いかけられないとモヤモヤする」が回避依存症の人の本音です。
虚しさでいっぱいになる

回避依存症の人は、たとえ自分から恋人と別れることを選んだとしても、別れた後は虚しさや空虚感でいっぱいになる傾向があります。
別れた後、虚しさでいっぱいになる理由は以下の通りです。
- 傷つかないようにと抑えていた感情が溢れ出す
- 内心では深く繋がりたかった
- 愛されていなかったのかもと自信を失う
そう簡単に理解できるような単純な心理ではありませんが、「本当は繋がっていたかったのに、それができなかった」というのが本音でしょう。
普段自分の感情を抑えている回避依存症の人は、あることをきっかけに自分の本当の気持ちに気づきます。
その結果、手遅れになったことを悔やんだり、とても虚しくなることがあるのです。
傷つくのが何よりも怖くてなかなか行動には移せないため、別れを後悔していても連絡もしてこないかもしれません。
寂しい気持ちになる
「回避依存症の人=寂しい気持ちにならない」というイメージを持っている人も多いかもしれません。
ですが実際はそんなことはありません。
むしろ回避依存症の人こそ強い寂しさを感じるかもしれません。
たとえ交際中に「距離を置きたい」「1人になりたい」と思っていたとしても、いざ別れると寂しくて寂しくてたまらなくなります。
寂しい気持ちになる理由は、安心できる繋がりが失われたからです。
回避依存症の人は表面上は1人で平気そうにしていても、内心では誰かとの繋がりを必要としていて、それが恋人の場合も少なくありません。
恋人というのは、誰にとっても特別な存在ですよね。
愛し愛された経験は、その時は分からなくても時間と共に気づくことがあります。
そのため別れた後は自分の居場所がなくなったような感覚になり、そこでようやく本当の気持ちに気づいて後悔するのです。
見捨てられ不安の状態に陥る

回避依存症の人は自分から別れを選んだ場合でも、「見捨てられた」と見捨てられ不安の状態に陥ることも少なくありません。
見捨てられ不安とは、人との繋がりが断たれることに対する強い恐れです。
客観的に見ると1人で平気そうな回避依存症の人も、実は心の中ではこの不安を強く感じています。
その結果、自己否定に陥ってしまうこともあるのです。
感情を抑えてきた分、別れてから実感することが多いのでしょう。
また、回避依存症の人は心を開きにくいことから、本当の自分を理解される経験が少ないため、「どうせ自分なんて…」と考えやすいです。
元恋人に忘れられたくないと思う
とても意外な心理かもしれませんが、回避依存症の人は「元恋人に忘れられたくない」「ずっと繋がっていたい」とも思っています。
忘れられたくないと思う理由は以下の通りです。
- 存在価値が否定されたように感じる
- 本音では繋がりを求めている
- 見捨てられるのが怖い
回避傾向の人は、「愛される=存在を肯定されること」と無意識に感じていることがあります。
そのため元恋人に忘れられるのをとても恐れています。
元恋人がすぐに別の異性と遊んでいたりしたら、「自分は何だったんだろう」「存在する価値なんてないのかも」なんて考えてしまうのです。。
これは未練というより、自分が大切にされていた証がほしいのでしょう。
回避依存症で別れた後の行動パターンは?時系列順に解説

回避依存症で別れた後の行動パターンには、どのようなものがあるのでしょうか。
回避依存症の人は本人でも自分の気持ちを理解し切れていない部分があるので、周りの人が完璧に理解するのはなかなか難しいかもしれません。
でも、少しでも理解したいと思うのはとても素敵なことですよね。
そこで続いては、回避依存症で別れた後の行動パターンについて、時系列順に詳しく解説していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
- 回避依存症で別れた直後の行動
- 別れてから数ヶ月経った後の行動
- さらにしばらく経ってからの行動
回避依存症で別れた直後の行動
別れた直後は、感情をほとんど感じることはありません。
「別れなければよかった…」「悲しい思いをさせてしまったかな…」なんて元恋人とのことを振り返ることはなく、何も考えていない状態です。
これは元恋人のことを本気で愛していなかったからではなく、親密な関係に対する不安や恐怖から逃れるために心を閉ざしているのでしょう。
あなたが今すぐ復縁したくても、残念ながら難しいです。
なぜなら、相手は今あなたへの感情を無意識にシャットダウンしている状態で、むしろ距離ができたことに安心している可能性が高いから。
相手の気持ちが落ち着くまでもう少し待ってあげるべきです。
別れてから数ヶ月経った後の行動

別れた直後に元恋人とのことを振り返ることはありませんが、別れてから数ヶ月経った後は以下のような不安に駆られ始めます。
・元恋人は自分を忘れてしまったのでは?
・元恋人に新しい恋人ができたのでは?
客観的に見ると、かなり身勝手なようにも思えるかもしれません。
しかしこれらの感覚は当事者でなければ理解しづらく、本当の唐突な感情として現れるものです。
不安に駆られた結果、元恋人と連絡を取ろうとします。
ただ、この行動の動機は復縁や失った関係への後悔ではなく、実際には「自分が捨てられるのではないか」という不安によるものです。
その後、さらにしばらく経ってからの行動
もし相手からあなたに連絡が来たら、「また前みたいに戻れるかも」「今度こそ良い関係になれるかも」とつい期待してしまうのは当然のことです。
でも、回避依存症の人は復縁したいと思って連絡したとは限りません。
連絡を取り合ったりして、一時的に関係が改善したり進展することももちろんあります。
ですがこれは多くの場合は、一過性の行動だと考えられます。
つまり、またお互いに傷つく可能性もあるということです。
そうならないためには、冷静に今の状況や相手の様子を見極め、自分自身が本当に幸せになれる選択をしていくことが大切でしょう。
回避依存症で別れた元恋人との復縁方法を解説!やり直すためには?

回避依存症で別れた元恋人との復縁するには、どのような方法が良いのでしょうか。
正直なところ、回避依存症の人について理解し難い部分があります。
でも、あなたが相手のそのような部分も把握した上で復縁したいと思っているなら、関係を修復するために頑張ってみてください。
ここからは、回避依存症で別れた元恋人との復縁方法をご紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
- 元恋人が連絡してくるまで我慢強く待つ
- 元恋人から連絡があったら優しく応じる
- 相手のペースに合わせて関係を築き直す
元恋人が連絡してくるまで我慢強く待つ
回避依存症の人は、別れた直後は混乱している状態です。
ほとんど何も考えられず、とにかく1人になりたいという気持ちが強いため、元恋人が連絡してくるまで我慢強く待つことをおすすめします。
「早く復縁したい」「今すぐ何かしなきゃ」と思う気持ちはよくわかります。
ですが今行動を起こしても、上手くいかない可能性が高いのです。
むしろあなたの行動で元恋人を追いつめてしまうかもしれません。
連絡が来るまでは追いかけたい気持ちをグッと抑え、目の前にある自分のやるべきことに集中しながら、相手が落ち着くまで待ちましょう。
元恋人から連絡があったら優しく応じる

もしも恋人から連絡があったら、優しく応じてあげることが大切です。
回避依存症の人は批判や圧力を感じるとすぐに引いてしまう傾向があるため、慎重になることを常に意識しておきましょう。
ただ、それは何でも許したり甘やかすということではありません。
まずは「連絡くれてありがとう、嬉しいよ」と安心させる言葉をかけること、そして余裕のある姿勢を見せていくことをおすすめします。
相手のペースに合わせて関係を築き直す
回避依存症の元恋人との復縁を目指す上で、「相手のペースに合わせて関係を築き直す」ということがとても大切なポイントになります。
なぜなら回避依存症の人は、自由を奪われることに強い拒否反応を示すためです。
コントロールされていないことや、自分は自由に動けると感じることができると安心します。
とにかく「圧」を感じさせないことが大切です。
最初から復縁話を持ちかけるのではなく、相手のペースに合わせながら関係を築き直し、お互いが心地よく過ごせる関係を目指しましょう。
以下3つのポイントを意識しておけば大丈夫です。
- 決断を迫らない
- 連絡が遅くても責めない
- 相手が心を開いてくれるまで待つ
ただ、相手に合わせすぎると自分らしさが失われてしまいます。
ですので相手のペースを守りつつ、自分らしさも忘れないように意識してみてください。
回避依存症の恋人と上手く付き合っていく方法は?一緒にいるために

回避依存症の恋人と上手く付き合っていくには、どのような方法が良いのでしょうか。
復縁できたとしても、上手くいくのか心配な人もいるはずです。
一度別れているからこそ、「また同じことの繰り返しになってしまうのでは?」とネガティブに考えてしまうのは当然のことですよね。
そうならないためには、回避依存症の人との付き合いについて深く知っておくことが大切です。
ここでは「回避依存症の恋人と上手く付き合っていく方法」をご紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
- 話し合い、回避依存症克服を手助けする
- ありのままの相手を受け入れる
- 相手のペースでゆっくり進む
- 相手に期待しすぎない
- 自分軸を持ち、相手に振り回されない
- 問題を抱え込まず、専門家に相談する
話し合い、回避依存症克服を手助けする
関係がある程度安定してきたら、「どうしたらお互いに心地よく過ごせるか」をテーマに話し合ってみてください。
回避依存症克服を一緒に手助けしましょう。
ここでの手助けというのは、「変わってほしい」と伝えることではなく、まずは相手の考えを聞き、ただ真っすぐ受け止めてあげることです。
理解して寄り添うことが相手の安心感に繋がります。
ありのままの相手を受け入れる

「あなたにはそういう面があるけど、それでもあなたを大切に思ってる」とありのままの相手を受け入れる姿勢を見せることも大切です。
ただし、あなたが無理なく受け入れられる範囲にしましょう。
そうしないとあなたが潰れてしまいます。
例えば、無視や音信不通などあなたが傷つけられるような行為が繰り返されるなら、それはあなたが1人で我慢し続けるべきではありません。
ぜひ無理のない範囲で相手を受け入れてあげてください。
相手のペースでゆっくり進む
今すぐ何とかしようと焦って行動するよりも、相手のペースに合わせながらゆっくり関係を築くことが大切です。
この方法は安定した関係に繋がります。
回避依存症の人は、急に距離を詰められすぎると「自由を失ってしまう」「支配されてしまう」とストレスを感じやすい傾向があります。
ゆっくり進むためのポイントは以下の3つです。
- 急がないでいいよと伝え続ける
- 関係を育てる感覚で信頼を積み重ねる
- 自分の気持ちを穏やかに伝える
あなたが不安や寂しさを我慢し過ぎると、相手との関係が歪んでしまうかもしれません。
お互いに無理のないペースでゆっくり進みましょう。
相手に期待しすぎない

回避依存症の人に期待しすぎるのはよくありません。
なぜなら、期待すると相手のプレッシャーになってしまうからです。
あなたがどれだけ否定しても、あなた自身も裏切られたような気持ちになってしまう可能性があります。
もちろん期待してはいけないというわけではなく、現実的な期待と過剰な期待の違いをしっかり理解することが大切です。
「こうしてくれたら嬉しいな」くらいに気軽に考えることをおすすめします。
自分軸を持ち、相手に振り回されない
回避依存症の相手と良い関係を築いていく上で、自分軸を持つことも大切です。
相手に振り回されないというのは、長く付き合う上で絶対に必要な心の持ち方と言えます。
相手の言動に一喜一憂してしまうと、あなたの心が不安定になりがちです。
なので、相手がどうあっても自分の中心に立ち返れる心の土台を持ち、自分を見失わないように過ごしていくことを心がけましょう。
依存関係でなく、信頼関係を築くことが大切です。
相手中心の生活をしないためには、一人でも楽しめる趣味を持つことをおすすめします。
友だちと楽しく過ごす時間を増やして、自分の時間を楽しみましょう。
問題を一人で抱え込まず、専門家に相談する

無理に一人で解決しようとせず、専門家に相談するのもありです。
回避依存症の人との関係はどうするべきかわからなくなることも多く、相手に合わせすぎて苦しくなってしまうことも少なくありません。
そんなとき、第三者の専門家の視点があると自分を見失わずに済みます。
「まだ大丈夫」と思っていても、気づかないうちにストレスが積み重なっていたなんてこともあり得るのです。
そうなると「自分が悪いのかな…」なんて自己否定をし始めてしまいます。
臨床心理士や公認心理士、恋愛カウンセラー、精神疾患など相談に乗ってくれる専門家はたくさんいるので、ぜひ相談してみてください。
まとめ

回避依存症の恋人と別れた後、「復縁したい」という気持ちを抱いたとしても、なかなかどう行動していけばよいかわからないですよね。
相手の難しさをわかっているからこそ、悩んでしまうのは当然のことです。
でも、今すぐなんとかしようと焦っても良いことは何もありません。
まずは相手の気持ちが落ち着くまで我慢強く待つことが大切です。
相手を急かしても、追いつけてしまうだけですよね。
まずは相手から連絡してくるまで待ち、連絡があったら優しく応じ、相手のペースに合わせて関係を築き直していけば上手くいくでしょう。
相手に期待しすぎるとお互いにしんどくなってしまうので、常に自分軸を持つことを心がけながら過ごしてみてください。