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澤邊 大輝

「アメリカで生活している」ことを実感するまで

澤邊 大輝(さわべ たいき)さん

高校卒業後、フリーマン奨学金によりウェスリアン大学(Wesleyan University)に留学。2012年に卒業。現在は、日本の大手電機メーカーで勤務している。

「アメリカで生活している」ことを実感するまで

pct_interview09_01pct_interview09_02 pct_interview09_03高校を卒業してすぐにアメリカに留学した澤邊さん。高校1年生と2年生の夏休みに短期留学プログラムに参加したことがきっかけとなり、進学先にアメリカの大学を選んだ。

「高校1年生のときにオーストラリアに3週間、2年生はアメリカの東海岸の各地をまわるプログラムに参加しました。初めて日本の外に出てみて、自分が井の中の蛙だったと思いました。とくにアメリカではいろいろな人種やさまざまな文化に触れて、文化を勉強したいと考えるようになりました。アメリカは文化人類学の研究が進んでいるのと、授業だけでなく生活の中でも文化を勉強したいと思って、アメリカ留学を選びました。」

そしてアメリカ北東部、コネチカット州のウェスリアン大学に入学。澤邊さんの大学生活が始まった。しかし、高校時代に2度の海外生活を経験していたとはいえ、今回はちょっと勝手が違っていたようだ…。

「高校の時の留学は短期でしたし、異文化交流が目的のプログラムで、良いところしか見ませんでした。すごく楽しくて、その衝動で『大学はアメリカに行きたい!』という気持ちになったのです。留学前、辛いこともあるだろうとは予想していましたし、海外に出たいという気持ちだけで4年間も続くかなと不安もありました。実際に大学に進学して、現地で一人の日本人、一人の学生として生活を始めてみると、自分と他の人との感覚の違いを感じたり、話をしていても心が通じていないと思ってしまったり…社会の一員として認められていないのではないか、そんな気持ちになったこともありました。」

やがて大学生活に慣れるに従い、当初感じていた不安も少しずつ解消されていった。

「僕の行った大学は田舎にあるんです。自然に囲まれた全寮制の大学で、1つのコミュニティーを形成しているという感じでした。生活のすべてが大学で事足りる。自由な環境で、みんな大学が大好きなのです。団結力がとても強かったですね。僕も自分の居場所があると感じられるようになりました。」

 


充実した4年間

pct_interview09_04pct_interview09_05「平日と休日とのメリハリがある学校でした。平日はとても忙しいのですが、みんな切り替えが早くて、金曜日の授業が終わった瞬間から、日曜日の夜に翌週の課題を始めるまでは、スポーツをしたり友人たちと遊んだりと、思い思いに活動していました。僕も同様で、すごく充実していました。」

課外活動にも積極的に参加した。

「4年間ずっと、毎週金曜日の夕方に地元の小学生にソーラン節を教えていました。地元の小学生に東アジアの文化を体験してもらうプログラムというのもあって、巻き寿司の作り方を教えたこともありました。」

3年生の後半には、オマーンに留学。アメリカに留学したことが、アメリカ以外の国々への扉を開くきっかけになった。

「中東のオマーンは保守的な国なんですね。僕の大学はとても自由で、何をやっても尊重されるところだったので対照的でしたが、留学自体はとても充実したものでした。」

どちらかといえば閉鎖的な環境で生活する中で、澤邊さんは自分のこれまでのことを振り返ったという。

「そもそも高校時代の留学がなかったらアメリカに行くこともなかったし、アメリカの大学に進学していなければこうしてオマーンという国で生活することもなかったと思ったのです。こういう経験ができたのも、これまでのいろいろな経験があったからなんだって、ここまで来られて良かったという気持ちになりました。」


今までの価値観に、新たなものがプラスされた

pct_interview09_06留学生を積極的に受け入れる学校だったこともあり、友人はアメリカ人だけにとどまらない。

「大学2年の夏休みに、ケニア人の友人の実家にホームステイさせてもらったり、海外の友人の家を訪れたことも何回かありました。アメリカ人の友人にしても、いろいろな国で働いている人が多いので、ネットワークが世界各地に広がったと思います。」

留学する前と帰国した今の自分との違いについて、澤邊さんはどう考えているのだろうか。

「自分のものの見方、考え方が変わったというよりも、それまでに持っていたものにプラスされて新しい見方、考え方を持てるようになったと思います。いろいろな価値観、考え方を増やすことができたというか。日本のことも多角的に見られるようになったと感じます。日本では当たり前のことでも、はたして他の国ではどう捉えられるのだろうかとか、一歩下がって客観的に考えられるようになりましたね。」

澤邊さんが行かれた「大学留学」について、さらに知りたい方は、留学ガイド「大学留学」へ
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