在大阪・神戸米国総領事館/アメリカ大使館主催：Marriage Equality: Good for Families, Good for Business? 婚姻の平等を考える：変わる家族観とビジネスへの影響

イベント情報

講演会

在大阪・神戸米国総領事館/アメリカ大使館主催：Marriage Equality: Good for Families, Good for Business? 婚姻の平等を考える：変わる家族観とビジネスへの影響

開催期間：2022年6月27日（月）16:00～17:00

大阪地方裁判所は今月20日に同性婚に関する判決を言い渡しました。これは、2019年に札幌、東京、名古屋、大阪、福岡の5つの地方裁判所で起こされた集団訴訟の一つで、２件目の判決です。2021年3月の札幌地方裁判所の判決とは、司法判断が分かれる結果となりました。

大阪訴訟の原告で京都在住のアメリカ人、テレサ・スティーガー氏と日本人の坂田麻智氏は、2015年に米国で結ばれた婚姻関係が日本では認められていません。その為、テレサ氏が8月に出産を予定している子供には、米国籍は認められても、日本の国籍は認められません。テレサ氏は2019年に日本で就職して永住権を取得しましたが、日本人パートナーと同性婚の関係にある外国人の多くは、ビザの問題で日本で生活することが困難になっています。このセミナーは、同性婚がもたらす家族観の変化、および今後のビジネスへの影響について考えます。

司会の村木真紀氏は、アンケートや調査を行うとともに、LGBTI +コミュニティの言葉を代弁しサポートするために、2013年に認定NPO 法人虹色ダイバーシティを設立しました。さまざまな組織や職場にダイバーシティとインクルージョンの教育とトレーニングを提供しています。レズビアンであり、有名な日本のLGBTI+活動家である彼女は、日経WOMANの「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2016 チェンジメーカー賞」を受賞。彼女が代表を務める虹色ダイバーシティは、2015年にGoogleインパクトチャレンジ賞、2016年に日経ソーシャルイニシアチブ大賞新人賞、2020年に大阪弁護士会人権賞を受賞しています。また、村木氏は米国国務省のインターナショナルビジターリーダーシッププログラムの卒業生でもあります。村木氏には、日本における同性結婚の合法化に対する企業からの支援についてお話しいただくとともに、このオンラインプログラムの質疑応答の司会を担当していただきます。