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アメリカの今を知る:『米国人は異文化を受け入れるのでしょうか?』

マイケル・ブルームバーグ

 

ラテン・グラミー賞授賞式で、歌手のミリー・ケサダと踊るマイケル・ブルームバーグ・ニューヨーク市長。

ラテン・グラミー賞授賞式で、歌手のミリー・ケサダと踊るマイケル・ブルームバーグ・ニューヨーク市長。

私は、ニューヨーク市長として、200カ国語以上の言語を話す人たち、そして考えられる限りの多様な背景を持つ人たちが集まって暮らす、世界一国際的な都市の市長を務めることを誇りに思っている。ニューヨーク市民の40%近くが外国で生まれた人たちであり、今も移民の体験がこの街のアイデンティティーの中心となっている。ニューヨークには何世代にもわたって移民が集まってきているが、それはこの街に、常に経済的な機会があるからだけでなく、文化や宗教の自由があるからである。移民がニューヨークに集まるのは、ここでは多様性が許容されるだけでなく、賞賛されるということを知っているからである。

 

米国を象徴する最も有名なシンボルのひとつが自由の女神である。その像がニューヨーク港に立っているのは、いかにもふさわしい。何百万という移民たちが、ニューヨークのあらゆる地域に定住し、自由の女神の掲げるたいまつは、その移民たちの夢を照らしてきた。ニューヨークでは、街の外へ出なくても、世界中の国々とその文化を体験することができる。マンハッタンの中華街や韓国街、ジャクソンハイツのリトル・パキスタン、ブロンクスのリトル・イタリー、そしてブルックリンのリトル・オデッサ【訳者注 ロシア系移民街】などを訪れてみれば、それは一目瞭然である。この驚くべき多様性が、ニューヨークを、住むにも仕事をするにも旅行で訪れるにも、世界有数のエネルギッシュで刺激的な街にしているのである。それは、昨年だけで4700万人もの旅行客がこの街を訪れた理由のひとつなのである。まだニューヨークを実際に訪れたことのない方々も、ぜひ近いうちにニューヨークの多様性を体験していただきたい。

 

こうした環境で育った人たちにとって、異文化を理解するのはごく自然なことである。私たちの子どもたちの通う学校は、ミニ国連のような環境であり、それぞれ地球の反対側で育った親を持つ子ども同士が、共にスポーツを楽しんでいる。家に帰れば、家族と英語以外の言葉で話し、先祖代々の伝統文化を学んでいる生徒も多い。しかし彼らも、米国の力強い未来に貢献しているのである。 

 

受容と理解という原則は、ニューヨーク市だけでなく、米国全体の中核を成すものである。それは、米国の国章に記された「E pluribus unum(多くから作られたひとつ)」というモットーにも表されている。アメリカ合衆国は何世紀にもわたって、世界中の人たちの第2の故郷となってきた。そして、寛容と自由と平等という原則に導かれた国家が達成できることを体現する、生きた象徴となってきた。そのことが、21世紀の初めに、これまでにも増して強固な真実となっていることを、私たちは誇りとしている。そして私たちはニューヨーク市民として、この街が今も世界中の人たちを心から歓迎する場所であることを誇りに思っている。 

 

「エンパイア・ステート・ゴールデンアーム・トーナメント」は、様々な民族の人たちが真剣に、かつ友好的に競う腕相撲大会である。

「エンパイア・ステート・ゴールデンアーム・トーナメント」は、様々な民族の人たちが真剣に、かつ友好的に競う腕相撲大会である。

マイケル・ブルームバーグは2001年11月に、ニューヨーク市の第108代市長に選出された。公職に就く前は、ウォールストリートで成功した後、金融情報出版会社ブルームバーグLPの社長となった。


 出典:You Asked: Do Americans Appreciate Other Cultures?

*上記の日本語文書は参考のための仮翻訳で、正文は英文です。

 

 

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